欧羅巴行進曲 (19) 第一楽章/Schottentor

世界情勢の諸々に対して弔意を示したつもりが、機能の出どころあやしい説が浮上。真意の程は定かでないが、さくっと解除。今後そういう意思表示を画像でやりたい場合は手抜きせんと自作しよう。以後気をつけます。
さてウィーンのほうは実質初日もそろそろ終盤へ。

電停に戻り、1系統でさらに進んで、リングの北西角にあたる場所で降りる。

奥に Votivkirche(ヴォティーフ教会)が見える。ただ、教会にもかかわらず、なぜか商業ビルばりに真正面にどーんと広告を掲示していることが多いらしく、この時も白くて目立つのがどーんと。なので並木で隠してみた。

ここは Schottentor という電停。数あるトラム主要電停の中でも系統数がトップクラスに多いためか、他と比べてかなり複雑かつ大規模な構造になっている。

ほぼリングに入らず西部の郊外へ折り返す系統は、北面で乗降扱い。

リング内を通る系統は、地下鉄駅の入口を挟んで南面に。

そして北部の郊外へ向かう系統は、なんと地下で折り返し。教会の東側から潜ってきて、反時計回りにぐるっと来る。なお、このループ線の真上が地上折り返しのループ線。もはや電停というよりふつーに駅である。

外は暗くなってきたことだし、しばらく地下の様子を観察するとしよう。

地下に来るのは、37〜42の5つの系統。天井が高いので、各種表示板もすべて天井からぶらさがっており、空間は結構広く感じられる。

構造上、接近中の姿は見えづらいが音はよく響く。いい音をたてながら低床車が回ってきた。

系統が多い分、発着はひっきりなし。1本行ったらわりとすぐ次が来ることも多々。そのたびに人が寄ってきては、車内へ吸い寄せられていく。
ちなみに、電停につきものの売店は非常に充実していた。壁側にずらっと。どこ行っても高確率で出くわすケバブにヌードル、ちょっとしたコンビニ並みの品揃えを持つ売店などなど。なにより、後者は日曜なのにちゃんと開いてるのがありがたい。ここの店を使う機会はなかったが、ここで乗り換えるなら重宝したに違いない。

ちょうど18時を回った頃で、家路を急ぐ風の人も多い。市街地から出る方向の電車はどれも人気。

あー、Grinzing ねー。今回訪問候補に上がったものの、結構遠くて時間が足りないと判断して仕方なく見送った経緯がある。

開いたドアには自然発生的に列ができる。そういや、床に乗車位置が表示してあるようなことはほぼなかった。形式によってかなりずれそうだし、書いておくとかえってややこしいのか。

犬も普通に乗れる(口輪が必要っぽい)。大型小型を問わず犬連れで乗っている人は、あちこちの路線でちょいちょい見かけた。きちんとしたしつけと、飼い主の常識的なふるまいがあってのことなのではないかと。

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