欧羅巴行進曲 (12) 第一楽章/Hundertwasserhaus

雨ということもあり、家で一日のんびりと。旅行前からほっといたデータが大量に蓄積していたので、それをぼちぼち片付ける。今日消化したのはごく一部で他に相当数あるから、平日に少しずつ進めるしかないなぁ。
さてウィーンですが、電車の合間にちょっと観光スポットへ。

カラフルという話をウィーンでするにあたって、コレを外すわけにはいくまい。

フンデルトヴァッサーハウス。
当地出身の芸術家、フンデルトヴァッサー。関西民には「舞洲のゴミ処理場の作者」と言った方が通じるか。彼が市営住宅として手がけたのがこの建物である。さすがに観光客が多く、定番ポイントでは常に誰かがカメラを構えている。

ちょうどいいところに電車も通っているので、コラボもしっかり押さえてから見物へ。

今なお現役の住居。よって建物中には入れないものの、見える範囲だけでも見応え充分。

ではもうちょっと近寄ってみましょう。

天井も壁も柱も、のっぺりではなく何かしら表情を持ってこちらに迫ってくる。

中庭を囲む部分は思ったよりふつう…と言いたいところだが、一部の壁はしっかり派手。

床もうねうね。人が立つ地面は凹凸のあるものだ、という思想らしい。

改めてちょっと離れたところから外壁を鑑賞してみる。

窓の並びがまったく統一されていないところはさすがである。となると、上下階ではやっぱり間取りも違うのであろう。住む人にも個性が求められそう。

いやしかし、よくこんなんを公共住宅として建築したもんだ。勇気ある決断。おかげで、後年こうして観光スポットにまでなったわけで。

お向かいには土産物屋を兼ねた建物があり、こちらも同氏デザイン。

館内のトイレは、トイレとしてではなく見物スポットとして成立していた。

この界隈でランチというのも検討したが、よさげな店があるかどうかよくわからんこともあり、移動再開。

この後の行き先を考え、1系統の電停・Löwengasse へ。

必ずしも電停にあるものではなかったが、この形のゴミ箱が街中に数多く設置されていた。タバコが突き出ているところが灰皿、というのがナイス。

お、きたきた。
なお余談だが、さすがにドイツ語圏だけあってワーゲンは超多い。昨今いろいろあるけども、実家も長らくワーゲンだったので(今回の引っ越しで手放したらしい)なんとなく親近感。

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