欧羅巴行進曲 (11) 第一楽章/Rochusgasse

投票その他もろもろで出かけるついでに、家から駅までの往復を歩く。いかにも健康的っぽいが、復路はすっかり息が上がってしまい帰宅後くたくたに。うーん、今後のためにももうちょっと体力つけたいなぁ。
さてウィーンの実質初日は次に向けて移動をば。

さっきトラムを降りた Schlachthausgasse まで歩いて戻り、今度は地下へ。

信用乗車制度の世界には、改札という概念がない。むしろ本当にこのまま通っていいのかドキドキする、改札慣れした日本人2名。

そうそう、これがきっぷの有効化に使う打刻機。トラムでは車内に、地下鉄では駅の手すりにちょこんとついている。

案内板やゴミ箱が1ヶ所にまとまって一体型になっているなど、ホームは今時らしく整備された駅が多い。あと些細な点だが、方向別に停車駅をすべて列記してあるのは地味に助かった。どっち行きに乗っていいか、とっさに迷うことも観光客は多いのだ。

接近表示も、形こそ違えどトラムとほぼ同じ方式。「何時何分に来る」ではなく「あと何分で来る」。直感的なわかりやすさが優先されている模様。

2駅乗って、Rochusgasse で下車。

本来、当駅前には屋台が多いという話だったが、軒並み閉店。しまった、日曜だもんな。
ウィーンの商習慣では、観光狙いの著名カフェや国際列車が着くレベルの駅のテナントを除くと、日曜祝日定休がデフォルト。一部を除いて本当に徹底して店が開いてない、ということを痛感する。

昼食は後回しにして、散策を続けることに。

いちいちよくできた建物に囲まれた道を、北東方向へ進む。

おや、これはトヨタ車。現地でいう Yaris、つまりヴィッツですね。うちのと同じような車種(グレードはともかく)のはずなのに、ヨーロッパに置いただけでなんとなくおしゃれに見えるマジック。

集合住宅のよくあるエントランス。壁に部屋ごとの呼び出しボタンがついているのが特徴。出入りの多い場所だからか、駐車スペース以外に対する駐車には厳しいようだ。

オーストリアのポストは黄色い。そして集配は土日休み。やっぱり徹底して休み。

と、街の中にカラフルなアイテムが散見されるのは、曇りの多い季節を明るく過ごす工夫かな。

歩いている人の服装はまちまち。それより、犬が多い。この後も至る所でお散歩風景に出会うことになる。

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