異邦人、香港へ行く (33) 叮叮紀行/畢打街

今日は旦那さんの誕生日。ということで、いつも通り撮影に出たり、美味い料理や酒に舌鼓を打ったり、気ままに過ごしたのであった。こうやって自分たちの好きなように動けるのも、ある意味ありがたいことではあるね。
さて香港最終日、ちょいと時間があったので鉄分も少々補給した話。

とある手段(詳しくは次回)で荷物を軽くした我々は、最後にもう一度電車通りへと向かうことにした。

中環はその名の通り香港の中心。商業、経済、政治、いろんな意味で所狭しとビルが建ち並ぶ。そんな街の中をトラムはマイペースで抜けていく。

4日目ともなると、標識が示す場所の名前もほとんどに覚えがある。蘭桂坊(芸穂会のある界隈)、エスカー、フェリー、ピークトラム。あっという間だったねぇ。

日本で買ったガイドブックを熟読、さらにグーグル先生の地図を徹底的に研究していたこともあり、街中に掲示された地図はあまり使わず。しかし、よく観るとこれもちゃっかり日本語入りだったりして、うまく使えば便利だったかもしれない。

そういえば、ピアに一番近いこの界隈では、すぐ電車に乗るか通過なことが大半で、あまり撮影していなかった。せっかくだから撮っていこう。

見上げれば世界地図。英領だった影響はここにも残っているのか、欧州が中心となるタイプの配置。その下に流れる天気予報を読む必要はもうほとんどない。

ここは香港島における交通の要衝でもある。フェリーピアは徒歩圏内、MTR 中環駅はほぼ直下で香港駅もあり、バスターミナルも近い。トラムもまた、近距離輸送の一角を担っている。というか、むしろ大人気。改めて、これが全線動いていないことの不便さを思う。

畢打街付近は、ちょうどメインストリートが南東に向いている。高層ビルの谷間でも眩しいばかりの陽射し。もし終日滞在予定だったら、今日もさぞ暑くなることだろう。

帰りの飛行機は今日の午後。ようやく慣れ始めたこの街にも、そろそろお別れを告げる頃になってきた。もっとも、朝から晩までフル滞在の2日間で体力をほぼ使い切っており、あとは帰るだけ、くらいでちょうどいいのも確かだったが。

そうこうするうちに、ここでも車両が溜まってきた。広島でよくある光景は、香港ではさらによくある光景だった。デモさえなければもっと順調な運行だったのかどうかは、知る由もない。

撮れなかったものはいろいろある。例えば、背後にあった西行きの電停で粘っていれば、110 号車の柄(まさにここが撮影地)と同じ光景を目撃できただろう。他の街でも多くのやり残しがあったし、なにより、封じられていた銅鑼湾は最後までどうにもならなかった。それもこれも、いつかまた来るときの宿題。
では、ちょっと早いけど駅へ向かうとしましょう。

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