たなばたのくる頃に (8) 祭/装飾の通・2

台風っていうからわりと警戒してたのに、昼前くらいからさっぱり荒れない。むしろ午後は素晴らしい好天。そうと判っていたらもうちっと別の過ごし方もあったのだが、まあいっか。
てなわけで本日も高岡の七夕会場から。

満腹になって末広通りに帰ってくると、あらいい塩梅。

提灯がともって遠目にも近くで観ても綺麗。

祭り自体は1週間ほど開催されているのだが、我々は是が非でもこの日に撮影敢行する必要があった。
催し物が最も多い週末の夜は歩行者天国が設定され、末広通り内が車両通行止めに。電車も片原町止まりになってしまう。って、それじゃ電車と飾りのコラボが撮れませんがな! てなわけで、どーしても週末を避けねばならなかったのだ。

せわしなく行き交う車の間を縫うように、赤い提灯に見守られて赤い電車が行ったり来たり。

青信号でもかき消せないほど、辺り一帯は真紅の印象。日中に観たカラフルな活気とは全然違う。この祭りは夜にこそ本領発揮するもののようだ。

と、ここで予想外の役者登場。

ドラちゃん今日まだ走ってたんすか。前日発表の運用では19時上がりになってたから、もう車庫に入っちゃったと思ってた。

駅前に行ったと思ったらあっという間に折り返してきた。ダイヤ乱れで遅延か、多客対応でピンチヒッターか、はてさて。

しばらく電車は来ない模様。接近案内がないのを確認して、ちょっとど真ん中失礼します。この位置で三脚立ててる人もいたけど、それは危ないっすよ。ささっと素早くね。素早くできる機材にも感謝せんとね。

でだ。電停構図ばっかりもつまらんので、歩道に戻ってみる。

ひときわ大きい飾りのたもとで、次の電車を待った。業務用も一般人も路駐がとっても多く、安全確保と構図決めにひと苦労。

それにしても見事なものだ。旧暦七夕の類は自分の居住地に存在したことがないのもあって、なんだか新鮮。
こうして華やかな夜景をひとしきり楽しんだところで、翌日の活動に備えてそろそろ本日はおひらき。宿に帰って眠るとしよう。

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