あつまれ東京の秋 (4) 名車両集う
9 Dec 2022
歳のせいもあって最近疲れやすい感じでして、1日出かけたら1日休養必須みたいな感じになってきた。からの外出。移動はそれなりにあるものの、着席前提の催しなのはほんと助かる。オールスタンディングだったらいろいろヤバかった。
さて10月東京、ロマンスカーミュージアム見学はここからが本題。
1階に降りて最初に出迎えてくれるのは、小田急でいちばん古い車両。
モハ1形というらしい。いかにも黎明期らしいクラシックスタイル。
80年代に復元したのを今まで大事にとっといたってことは、いずれこういう施設を開きたい気持ちはずっとあったってことすかね。
そこから奥へ進むと目玉展示の部屋。
現役を退いたロマンスカー各種形式が並んでいる。LSE 以外は走行中の実車を観たことがない。
もちろん乗ったこともないので、車内に入れる状態なのはありがたい。
SE・NSE ともに昭和中期の車両で雰囲気はよく似ている中、見分けポイントは窓の大きさ。もちろん後者のほうが大窓。
外観は相通じる部分もありつつ、小田急の伝統となるきっかけを作った NSE の展望席&上部運転台が目を引く。
実車展示はあと2形式。
1両と小規模ながらも興味深いのが HiSE。
展望車に座って客席気分を味わえる。よその人がそうやってる様子を外から撮ると、あたかも営業運転中のようでもあり。
これまた小田急の伝統(過去形になりつつあるが)連接台車もドーンと生展示。むしろこの状態で観察できること自体がレア。やっぱ普通の台車と違ってどことなくトリッキーな作りやな。
そしてもう1形式、ちょっと異色なあの方も。
ついに乗る機会なく終わってしまった、あさぎり用 RSE。
中がね、明らかに JR 寄りなのよ。そこの「くずもの入れ」のフォントがじわる。
さらに2階建て車は幅広座席。要するにほぼグリーン車。まじで JR っぽさがすごい。
1階席に至っては半個室(セミコンパートメント)。さすが 100 系と同世代だけあって、全体から漂うバブルの残り香もまた味わい深い。
HiSE と RSE の間には1両分の空きスペース。いつか白いあいつが入るのだろうか、などと思いを巡らせつつ、同社の歴史をまとめたコーナーを経由していく。
小田急といえば完成まで相当の年数を要した複々線化の大工事。切り替え前の姿もそれぞれの記憶から思い出される。
特に下北、ありゃ手間もかかるわ。
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