高架下の証人たち・東急編 (4) 縮景の祝福

おでかけに備えて髪を切る。切ったら寒いかなとも思いつつ、担当さんの言う通り「巻き物」に邪魔じゃないという利点を取った。しかし巻き物って秘伝の書かなんかみたいやな(ストールやマフラーって意味っすよ、念のため)。
なわけで電バス見物最終回、概ね小物のまとめ。

最初に入った建物に戻ってきた。よく観ると細かい展示がちまちまあるので、眺めていく。

おー、旧渋谷。訪問時点で既に過去形となっていた名物駅舎に、こんなところで再会を遂げる。

ちょっとした空撮気分。俯瞰したさにお高い宿にも泊まったなぁと、半年以内(当時)の出来事がもう懐かしい。

この手の施設にはもはや必須ともいえるジオラマも、もちろん完備。

よく言えばシンプル、悪く言えば無機質な、東急クオリティの上屋は模型との相性がよさげ。

あらそんなところに検測車。さりげなく古い車両が目白押しだが、ここも今後は置き換えが進むのだろうか。半分くらいはとっといてほしいなぁ。

ジオラマとは別に、車庫内の模型まである。

もうひとつ地味に目を引いたのが、むかしむかしの情景系模型。

これは開業祝いかなんかですかね。万国旗に紅白ポール、白テント。まるで運動会。

こちらでもくす玉割り…の前に、なんとお祓い。なんだかんだ言って、今も昔も建築系のセレモニーは一種の神事として扱われることが多いよね。

そして、目黒界隈で初期に走っていたデハ1は大小の復元展示で。

この登場に先立って、阪急でもよく似た電車が走っていたらしい。これが大正スタンダード形だったということか。

なお、実物大模型はこれまた休憩所となっていた。
そんなこんなで鑑賞終了。いやー、これで 100 円とかお得すぎますわ。維持費が心配になるレベル。リニューアル後にこの遠隔地から行くことはないと思うが、こうしていろいろ楽しめる施設を持ってくれてるのはいいことだ。

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