高架下の証人たち・営団編 (2) 黄色の古豪
9 Sep 2015
実家から全卒業証書が発掘された模様。全部ですよ。つまり幼稚園から大学まで。どーしてくれよう。どんなもんだったのか観てみたい気もする(覚えてないし)が、保管するかどうかは…うーむ。
では引き続き2年前の地下鉄博物館から。
ここを訪れる前年にデビューした 1000 系がコレをモチーフにした、とは聴いていたが、実物観て納得。
上野浅草とは目と鼻の先だが、当時は地下鉄というだけでさぞかし話題沸騰であったろう。
こちらも内部見学できる。
落ち着いたグリーンと木の色。と思いきや、難燃対策で鋼製車に木目印刷したらしい。阪急もびっくりの木目へのこだわり。
外へ振れた形が定位置の不思議なつり革を、旦那さんに引いてもらう。この向きにしか動かないので、現代のソフトつり革よりふらふらしないかも。現代に残ってないってことはまあそういうことだが。
なお車掌室は存在しなかったようで、客室の片隅にドア扱いスイッチが。大まかな開閉機構そのものは今とあまり変わらんね。
記念すべき初代車両ということもあってか、当時の雰囲気も再現されている。
でもちょっとこわい。のはさておき、昭和初期なら実際こんな感じか。
禁止事項の掲示も。これだけで収まってる辺り、のどかというかなんというか。一番時代を感じるのは「たばこを『のむ』」って表現だったりして。
外側もまた特徴的なものがちらほら。
旧字体なのは基本です。それより膨大な数のリベットが目を引く。現代の車両製造技術では必要ない物なので、現代人の目には「飾り」のようにも見える。
これは当時の社名「東京地下鉄道」の頭文字かな。アルファベットネタがまだ出尽くしていない時代だからこそのシンプルなロゴ。
この車両の脇はちょっとした駅ホームのような演出もなされていた。
そこに至るルートには、きっと画期的であったろう自動改札の姿も。こういうのがあると思わず押して通るのは仕様です。
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