かわりゆく梅小路 (5) 集える市電

あまりの暑さにまいってしまったのと、夕刻に猛烈な豪雨&雷が押し寄せたこともあり、今日はおでかけなし。おうちで花火のネット中継を観て過ごした。といっても淀川なんで、生音が相当遅れて来るのは御愛嬌。
なわけで梅小路散歩の巻ラスト。

27号で着いた終点には、また別の車両たちが待ち受けていた。

どうやらここは市電ひろばといって、隣の広場と同時に新しく整備されたものらしい。それが去年くらいのこと。そら知らんはずやわ。

手前の地面になにか描画してあるなーと思ったら、かつての路線図だった。かなりの規模である。

ちょっとした電停風の「ホーム」につけられているのは、全部で4両。

当時のものを綺麗に塗り直したと思われる塗装も、ほぼおそろいでいい感じ。

いずれも左前に看板ホルダーがついている。広島でよく見かけるアレと一緒だ。ただしあの 1900 形は、京都廃止時に全部広島へ引っ越したのでここにはいない。もはや広島歴の方が長いらしい。

内部見学もほぼフリー。ふと掲示物を観たら、鉄道友の会からの提供資料だった。「当時の時代背景を考慮し、あえて原文のまま掲出」するような文言が含まれるのも、また歴史を感じる部分。

あ、やっぱ見慣れた感。扉位置等は多少違っても、やはり同じ出自の車両には相通じるものがある。

ところで、さっきから気になることが。27号のりばに一番近い車両、「市電カフェ」って書いてあるんすよねぇ。カフェ、ってことはなにか軽食など…

あったー。イートインありそうなので、いそいそと突撃。そして注文。

名物「カタカタつりわぱん」。要するにグリッシーニ(=硬いパン)で、電車だからつり革形というシンプル発想。味は5種あり、それぞれごまとシナモンをチョイス。ネタ枠と甘く観ていたが、ちゃんと美味しかった。地物の牛乳にもよく合う。

座席を半分カウンターに改造したカフェ。次から次にお客が現れ、なかなか賑わっていた。

と、短い滞在の間にもなにかと楽しめる市電ひろばであった。

今も京都市電がそのまま残ってたら観光資源にもなっただろうが、こればっかりは仕方ない。でもきっと惜しむ気持ちがあったからこそ、平成の世まで大事にとっておかれて公開に至ったのだろう。

屋根つき展示じゃない車両たちも、観光案内所として活躍している。そういう余生も悪くないのかな、と振り返りつつ京都駅まで歩き、毎度おなじみの小分け和菓子を買って帰途についた。

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