高架下の証人たち・東武編 (3) 昭和の記憶

今日の旦那さんは日帰り出張。遅い新幹線で戻るらしい。移動時間の短縮って、すなわち出張旅程の圧縮=スケジュールがきつくなるわけで。そりゃ帰りに車中で一杯くらいやりたくなるよね。うん。おつかれさまです。
まあそれはさておき東武博物館の巻ラスト。

細長い空間の中央部でどーんと並んでいたのは、旅客電車とはちょっと趣の違うものだった。

電気機関車、バス、そして突然のロープウェイ。明智平ロープウェイという日光方面の路線で使われていたものらしい。

車内にも乗り込めるようだったので、バスに入ってみる。

うわ。運転席脇のでっぱりが、中から観ると鼻のようだ(窓=目という見立て)。ボンネットが外じゃなく室内に出たらこうなるのか。

それにしても、どっかで観たようなこの雰囲気。まるっこい天井に、向かい合わせのロングシート。…あ、ネコバスだ。使われていた時代もまさにトトロの頃だから、実際このへんがモデルだったのかもしれない。

お隣には機関車・ED5015。

HM とは裏腹に、これ自体は昭和のうちに引退した車両らしい。ただどっちにしろ、つい10年ちょい前までは東武にも貨物列車があったのか。

銘板の渋い輝きに、かつての勇姿を想像する。

引退した旅客車両の一部は、建物の壁際に置かれていた。正確に言うと、壁際に車内への入口があり、車両本体があるのは建物外。よって、外観写真は場内に入る前か出た後じゃないと撮れない。我々の場合は後になった。

てことで、スペーシアの先輩・デラックスロマンスカー。前だけの切り身とはいえ、顔の雰囲気はちゃんと伝わってくる。余談だが、同型車両がさいたま実家の近隣(?)にあり、そこを通ったら旦那さんが「いのししっぽいやつ」と教えてくれた。なんかわかる。

内部は落ち着いた配色。あの時代のフラッグシップとしての風格も漂う。

そしてもう1本、昭和中期に廃止されたという日光軌道の車両。

ん? これは観たことがあるぞ? しばし考えて、譲渡先の岡山で復刻塗装されてる単車バージョンに数年前出会ったのを思い出した。アレか。

こちらは連接車。木目にグリーンの配色が似合う。

そしてここでさっきのロープウェイと話がつながるわけで。小田急に箱根があるように、東武には日光がある。軌道が今も現役なら、いい風情を出していただろうなぁ。
と、在りし日の姿にいろいろ思いを馳せたところで見学終了。200円で入れた割には、なにかと見どころのある展示内容であった。

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