物流戦線異状あり (1) 運び屋の翻弄

今日は朝から延々と雨。ちょっと買い物に車へ乗り込む間だけでも大いに雨粒を食らう。しかしまあよく降るもんだ。こんなこともあろうかと、遊ぶなら晴れているうちが勝負、と出かけてきた昨日の成田のお話を早速出しておく。

ここ最近、普段あんまり観ない貨物機の飛来が多いとは聴いていた。なんでもアメリカ西海岸の港湾ストにより、船便がろくに機能していないとか。で、割高でもいいから送りたい荷物が航空便に移り、結果として貨物機増加、と。
てことで、我々の狙いは最初っから貨物系機材。
昼頃に成田エリア入り。道の駅で仕入れた弁当を空の駅でいただき、山に移動して naka さんと合流。すると、いきなり目玉登場。

カリッタエアとかいう聴いたこともないような会社。勿論アメリカさん。これは元 NCA 機だそうで、言われてみればレジの下2桁が “KZ”。あぁ、なるほど。

しばらく山でのんびり構えるつもりだったが、周囲のガチっぽい人たちがどんどん移動していく。えぇ、ランチェン入りました。はいはい移動移動。で、丘へ。
我々の車列のすぐ後ろから別の車が来た。駐車してからふと観たら、なんとチャーリーさん。こちらが降りる支度をしている間に猛然と駆け出し、瞬く間に丘の上へ。もしや、なんか目玉来る? 後を追って駆け上がると、次の瞬間、機影が飛び出してきた。

カタールでござーる。のカーゴ。こないだ観た旅客がただのシルエットだったんで、まともに塗装がわかる状態で撮れて満足。

丘には観たこともないレベルで人が集まっていた。目測で最大約60人はいたかと。場が一気に沸いたのは、これまた目玉機材のシーン。

って、低っ!!

丘の中央から観ると最前列組の頭上をかすめるような低空で飛び出てきた、エアブリッジカーゴ。一応もとから成田便のあるロシアの会社だが、ちょっと増量中っぽい。つーか今までこんな時間にこんなもん飛ぶとこ観たことないし。しかも地味に -8F。

いうまでもなく、もっともストの影響を食らっていたのはアメリカ系貨物会社。よく見かける会社でも、明らかにいつもより多く飛ばしていた。

アトラスはわずか15分程度のインターバルで立て続けに2機。

上がりが早かった後発便は、しっかりふたを閉じた状態で目の前を通ってくれた。

FedEx も普段ならさっさと上がってしまいお腹を眺めるばかりだが、荷物満載なのか随分と観やすい高さで来てくれた。

最近めっきり減った MD-11 をこの角度で堪能できるとは。ごちそうさまです。

16時前頃を目処に、すっかり離陸機が打ち止まる。最後に盛り上がったのはシンガポールのカーゴか。

k さんも途中から合流。南からなのにとっても冷たい風の中、談笑して待つも、その後は特にめぼしいシーンもなく、たまに来る旅客便でお茶を濁す。本当はもうひとつの目玉に期待をかけていたのだが、離陸が夜になりそうだったので断念。つーか風が冷たすぎて体調いまいちになっちゃったんですわ。

最後にもっかい山へ行き、エアブリッジの転がるとこ観て撤収。残るおふたりは最後の目玉まで堪能されたようで、おつかれさまでした。

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