気まぐれな光とともに (1) 冬色の温度

某誌うなぎ特集宛に、40D 買ってからの在庫を大放出してみたよ。競争率高すぎて載らない気も大いにしつつ。
別にネタを引き延ばしてる訳ではないが、今度は23日の話。

ほとんど土日もノンストップで突っ走っている、この数週間。そのツケがとうとう来たのか、撮る日なのに朝起きられず。はっと気づいたら出発予定時刻の30分後。ありゃ。とりあえず乗れるものに乗ってはみたが、6A は京都の構内通路から「観る」のが精一杯。

ふぅ。先を急ごう。すぐ後の新快速で東へ向かう。

散々迷った挙げ句、午前の居座りスポットに選んだのは近江長岡。もう桜の葉は散ったろうけど、田園地帯だから何かしら季節感を出せるんちゃうかなと思って。それに、最後に来たのは桜シーズン。40D にしてから来てなかった。
同業さんの姿は見当たらない。それもそのはず。伊吹山どこー?
まあこんなこっちゃないかと思ったわ。自宅を出るなり周辺一帯を包み込む霧(正確には「もや」だったらしい)を観た瞬間、終日晴れと言われていた予報が外れたのは明らかやった。

でもせっかく来たから撮っていこ。そんな 7154A。

どうやら W1 のようだ。前述の通り山はさっぱり見当たらないので、かろうじて葉の残る桜と、春に菜の花があった場所に現れたすすきに参加してもらった。とっても寒そうな絵になった。実際寒かった。

ふと、線路を囲む小山のうち一番東のものが気になった。あの辺だけ観るとそれなりに色ついとるよな。もう少し近くで撮れんかな。駅前から続く道路をしばらく歩いて、近づいてみた。

のどかな景色がそうさせるのか、長岡に来るといつも風景画的に撮りたくなる。ここでも多分に漏れず。
それより問題は空。点々と漂うちぎれ雲に、時折太陽が捕まる。そうすると全く色が出ない。うなぎ撮影前になると毎回口をついて出る、いつもの台詞をまたつぶやいた。
新幹線の神様、500系の神様、お願いします。12時30分はこのへんに日光当ててください。

12時30分、7158A が来た。さあ、どうだ?

ほっ。なんとか陽が当たってくれた。すっかり冬の装いとなった田んぼのせいか、結局寒そうな印象であることには変わらんが、これがこの日のありのままってことで。

こうして午前は終了。午後の悲喜こもごもについては日を改めて。

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