おもひで二重奏 (9) 看板役者の再臨

あっ、うちのレポが長過ぎて旦那さんに追い越された。とかなんとかは深く考えずマイペースで行きますよ。ここから九州2日め、メインイベント博総まつり。

一夜明けて、また博多駅。
8時台に並んでいたであろう V を観ようとか色々案はあったが、結局睡眠を優先。どっちかというと開場時刻迫る中、のんびり始動となった。前回は気合の入れ過ぎで午後ぐだぐだやったし。

では、今停まっているもので行きましょう。って旦那さんもう乗ってるし。

前回の帰りと同様「みなみレールスター」。一瞬とはいえ、あの指定席を激安で乗れるのはやっぱりプチお得感。

進行方向右側の頭上へ九州の高架が分かれていくのを眺めつつ、順調に博多南到着。

今年もまた、いろんな世代の人たちがアレやアレを観に集まってきたわけで。
よーし歩くぞー。といっても今の住まいが駅徒歩25分で、実はほぼ毎日歩いている(日によっては往復)ため、南駅から15分程度はもはやなんとも思わないレベル。てくてくてく。

と、昨年 N が停まっていた一番外側の線に白いものが見えてきた。あれ、この窓の大きさはどう観ても N ではないぞ。しかも側面が液晶。って B かい!
しかし、それだけではなかった。
B の窓越しに見える物がおかしい。どう観ても窓の周囲が黒っぽい。山陽カラーは皆そうだが、通過地点は10号車。そんな長さがある車両って、アレしかないんですけど? その疑問(と書いて期待と読む)が確信に変わったのは、早歩きで向かった5号車の奥。

…翼型パンタ!

そこに W1 がいる。
ということが判ってしまうと、我々的にはテンション上がらないはずがない。だって、はるばる来たのは御礼参りのためですよ?

はやる気持ちを抑えてゲートをくぐる。展示が B に決まったのは意外と早い段階だったのか、イラストマップの方もしっかり B の絵になっていた。

そして人ごみの向こうに、あの姿が見えてくる。

お久しぶりです。その節は大変お世話になりました。「節」が多すぎてもうなにがなにやらだけど、例えば2月とか。おかげさまで今年は2人揃って来れてます。

と、感慨にふけっていたところ、右の視界になにかが飛び込んできた。たいへん、昨年撮り逃した V の洗車を今からやるんだ。いそげ。

しかし車庫内とはいえ追いつくのは容易ではなく、これが限界だった。
せめて出口側に回って最後尾を撮ろう、と構えたそのとき。

こらー! なんでよりによってそのタイミングで来るかな!

こうして、今年も洗車シーンがまともに撮れない悪寒を早々から感じたのであった。ふぅ。
と苦笑していると、すぐ横からご挨拶の声。たけぞうさん親子に早速発見された。旦那さんはようやく初対面。そこで僭越ながら、引っ越してすぐつけた指輪をキラッと初披露しちゃったりなんかして。
他にも数名いらしているようで、また後でばったり会えるかも。

とりあえずわたしたち2人は、地下通路をくぐって見学へ向かうことにした。

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