雪の色は連帯の色 (1) 明け方のサプライズ

それでは19日の撮影その他の報告をじっくりとさせていただきます。まずは今回の撮影地決定に至るプロローグみたいなものを。

あの日から迷い続けていた。米原の週間予報を観た時から。

発端は前週に遡る。関東忘年会の折、Wisteria さんがお友達の tks_naka さんと19日前後に関西遠征されると伺い、では相生集合でご一緒しましょうかというお話になった。
なのに。まさかこのタイミングで雪予報とは…。
約束やそれに準じる話は守りたい。わたしから持ちかけたならなおのこと。だが、未体験の例のアレが気になりすぎる。しかも W 編成にとっては今度こそ本当に最後の冬。
どうしよう。行き先を保留したまま就寝。

翌朝。05:20 起床。支度しようとしたら、メールの着信が。Wisteria さんからユキイロメールの転送だった。
関ヶ原、5cm。
あわててサイトを確認すると、その数値は 15cm に増えていた。降雪予報は午前メイン。少なくとも 6A では希望の絵を撮れる確率が高い。
…行けということか。そう背中を押してくださったのか。
米原突撃の決断をお伝えして、家を出た。

車で送ってもらうのを家族に頼んだのが前夜だったので、結局出発地は新神戸。携帯でさくっと自由席を申し込む。

これが人生初の EX-IC 使用(写真は後で撮った)。携帯と自動改札だけで本当に完結してしまう。ら、楽だ。いよいよもって乗りまくりそうな悪寒。

そして、あえて下りホームへ向かう。

相生へ向かうお二方はこの 735A に乗っているはず。出発前に、お見送りをしていこう。窓の中をうかがいながら最後尾方向へ向かうと、あ、いらした。でも寝てる。気づくかなぁ。小さく手を振ってみる。
と、発車とほぼ同時に発見された。うっかり無意識のうちに敬礼。
驚かせたいのもあったけど、撮りをご一緒できないかわりのご挨拶でもあった。また後程、と。同じ関西にいるのだ、きっとこの日のどこかでちゃんとお会いできるだろう。そんな気がしていた。

雪の存在証明は、下りスジに現れていた。5分遅れのアナウンスで、実車は8分遅れ。ん、8分? 直通ひかりの後に来る V 編成、737A は定時が49分発。米原停車の貴重な 462A は58分発。これ、下りホームで撮ってたら乗れんな。

やっぱり。V はまたの機会にして、さあ米原を目指そう。

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