気まぐれな光とともに (3) 続・拡張する偶然
3 Dec 2009
またひとつ東海エリアの撮影地が消滅した模様。残り少ない時間の中、いろんな意味で環境が厳しくなりそうで寂しい限り。
では先月23日編のラスト。あと数日で在庫を使い果たしそうなのだが、来週何書こうかなぁ。
米原の用事とは、勿論 29A。望遠買ってからまだ来てなかったので、70-200 と 1.4x がどこまで通用するのか観てみよう。
練習してる間にどんどん人が増える。上下線とも両端は賑わい、わたしのいる下りホーム中程でも同業さんが点々と配備についている。
700では掛からなかった影が、直前に来た貴重なプラグドア編成・F2 に掛かった。尖った車両は要注意やな。うん、現場で確かにそう思ったんだよ。思ったんだけど。
…見事に押し遅れた。本番に限ってよくあるパターン。しくしく。
悔しいので、せこいと思いつつも「必殺ふぉとしょ」をまたも使用。って、定期スジなんやからまた週末に撮りに行けばええやん。ねぇ。これはきちんと撮りたい。このにょろっと駆け下りる曲線、広角では出ない絵だわ。
ちなみに、後追いだと到底足りなかったのは言うまでもない。
わたしが週末出かけまくりで家族団欒が少ないと言って両親が寂しげなので、この日は早めに帰ることにしていた。だから次で切り上げないと。
京都まで戻る。紅葉狙いで押し寄せた人混みに背を向け、例の跨線橋へ。うわ! 半端ない賑わいっぷり。半分は親子連れ、あと半分はマジ撮りの同業さん。さすが連休。
それより問題は日没時刻。暦の上では間に合うはずが、実際はどう観ても無理っぽい。山の影響を計算に入れるの忘れてた。
夕陽、保ちますか? 思わずお隣の同業さんに尋ねてしまう。それがきっかけで雑談に花が咲く。日没速度の目安の付け方を教えていただいた。次の夕方撮影に活かしたい。
太陽は小さな雲に阻まれつつ、山の向こうに消えた。かすかに残るオレンジに最後の望みをかけて、とにかく撮ってみよう。7179A で W1 が帰ってくる。
うーん。この鈍い感じも個人的には好きだけど、やっぱ悔しいな。
だが、この日最大のハイライトは撮影そのものではなかった。
終了後の雑談で、驚愕の事実が判明する。なんかどっかでお顔を拝見したような、でもお話するのは間違いなく初めてやし…と不思議だったその方こそ、あの Mr6236 さんだった。は、はじめまして! 散々喋った後でご挨拶。
しかも、その場のノリで京都駅まで送っていただくことに。何から何までありがとうございます。もう恐縮しきり。
一見均質に見える C や J にも見所はあるとか、東も楽しいよとか、W 消滅後のモチベーション維持に繋がりそうなお話も多々うかがった。「好きなように撮るのが一番」というお言葉もいただいて、ちょっと勇気づけられてみたり。
こうして、11月の3連休もまた、人の輪の広がりを実感して終了したのであった。今年はそういう年なのかもしれない。
Comments
おはようございます。
米原はリベンジに行かなくてはならないのは私も同じです。ですがいろんなカットが撮れるので迷ってしまってまたorzに終わりそうです。
Mr6236さんにお会いされましたか。私は面識ないですが哲ちゃん氏が”先生”と言っておられる方ですね。我々の教祖的存在かもしれませんね。
こんにちはです。
今回は望遠と決めてたので構図自体は迷わずにすみましたが、
シャッターチャンスの一瞬の迷いの方が命取りでした^_^;
Wを前にしても大変落ち着いた立ち居振る舞いをされていて
余裕というか風格というか、別次元の方やなぁと再認識しました。
ひよっこの自分はまだまだ場数を踏まないとです。
おはようございます。
必殺ふぉとしょの威力にびっくりしています・・・。
今年は大雪になってくれると米原駅でも十分なスプリンクラーが見られるのですが・・・。利用される方には迷惑でしょうけど^^;
最後の跨線橋、500系がもう少し明るい色なら残光が反射したかもしれませんね。
Mr6236さんは、おそらくかの有名な御方ですよね。某誌でよくお名前も拝見しますし・・・。まさに巨匠でしょうね。
こんばんはです。
この手法に慣れると、芸能人の写真が信用できなくなりますw
記録写真には禁じ手ですが、自分用としてはアリかなと^_^;
自分が乗る日に限って大雪だったりしたら、複雑な心境ですね…
でも今年だけは降ってほしいと思うのも正直なところです。
京都はなかなか好条件が揃わなくて苦労してます。
あの御方(多分その御方です)は一時期毎日通われたそうなので、
やはり地の利と熱意が物を言うのかもしれませんね。
名前は入れないと入らないんですね。(←当たり前。)
遂に巨匠に会いましたね。
時間の問題とは思っていましたが。
巨匠は頑張っている人には本当に親切に教えてくれます。
私も駆け出しの(今でも駆け出しですが)流し撮りストのときに、2、3のポイントを教えてもらって、目の前の霧が晴れた記憶があります。
この世界広いようで狭いんだか、狭いようで広いんだか、未だにわかりません。
でもひとつ言えることは、そのうち人物の相関図か書けるのではないかということです。
こんばんはです。みくし等で自動入力に慣れると忘れそうですねw
最近「かの有名な○○さん」にお会いする機会が大変多いのですが
まさか今年中にお目にかかれるとは予想外でした。
いただいたアドバイスを反芻しつつ、実際に現場で活かそうと
あれこれ考えているところです。
相関図、本当に書いたら壮大な物が出来上がりそうですね。
わたしはまだその片鱗にしか触れていないような気がします。
公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。