気まぐれな光とともに (3) 続・拡張する偶然

またひとつ東海エリアの撮影地が消滅した模様。残り少ない時間の中、いろんな意味で環境が厳しくなりそうで寂しい限り。
では先月23日編のラスト。あと数日で在庫を使い果たしそうなのだが、来週何書こうかなぁ。

米原の用事とは、勿論 29A。望遠買ってからまだ来てなかったので、70-200 と 1.4x がどこまで通用するのか観てみよう。
練習してる間にどんどん人が増える。上下線とも両端は賑わい、わたしのいる下りホーム中程でも同業さんが点々と配備についている。


700では掛からなかった影が、直前に来た貴重なプラグドア編成・F2 に掛かった。尖った車両は要注意やな。うん、現場で確かにそう思ったんだよ。思ったんだけど。
…見事に押し遅れた。本番に限ってよくあるパターン。しくしく。

悔しいので、せこいと思いつつも「必殺ふぉとしょ」をまたも使用。って、定期スジなんやからまた週末に撮りに行けばええやん。ねぇ。これはきちんと撮りたい。このにょろっと駆け下りる曲線、広角では出ない絵だわ。

ちなみに、後追いだと到底足りなかったのは言うまでもない。

わたしが週末出かけまくりで家族団欒が少ないと言って両親が寂しげなので、この日は早めに帰ることにしていた。だから次で切り上げないと。
京都まで戻る。紅葉狙いで押し寄せた人混みに背を向け、例の跨線橋へ。うわ! 半端ない賑わいっぷり。半分は親子連れ、あと半分はマジ撮りの同業さん。さすが連休。
それより問題は日没時刻。暦の上では間に合うはずが、実際はどう観ても無理っぽい。山の影響を計算に入れるの忘れてた。

夕陽、保ちますか? 思わずお隣の同業さんに尋ねてしまう。それがきっかけで雑談に花が咲く。日没速度の目安の付け方を教えていただいた。次の夕方撮影に活かしたい。
太陽は小さな雲に阻まれつつ、山の向こうに消えた。かすかに残るオレンジに最後の望みをかけて、とにかく撮ってみよう。7179A で W1 が帰ってくる。

うーん。この鈍い感じも個人的には好きだけど、やっぱ悔しいな。

だが、この日最大のハイライトは撮影そのものではなかった。
終了後の雑談で、驚愕の事実が判明する。なんかどっかでお顔を拝見したような、でもお話するのは間違いなく初めてやし…と不思議だったその方こそ、あの Mr6236 さんだった。は、はじめまして! 散々喋った後でご挨拶。
しかも、その場のノリで京都駅まで送っていただくことに。何から何までありがとうございます。もう恐縮しきり。
一見均質に見える C や J にも見所はあるとか、東も楽しいよとか、W 消滅後のモチベーション維持に繋がりそうなお話も多々うかがった。「好きなように撮るのが一番」というお言葉もいただいて、ちょっと勇気づけられてみたり。

こうして、11月の3連休もまた、人の輪の広がりを実感して終了したのであった。今年はそういう年なのかもしれない。

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