有終のはじまり (3) 戦士を励ます歌

東海の正月きっぷいいなぁって書こうと思ったら、1/1だけか。さすがに元日は初詣優先になると思うから厳しいな。などと既に年末年始に心が飛ぶ昨今。21日の報告はこれ入れてあと3回の見込み。

播州赤穂に着いたのは35分前。移動所要時間は30分。急げ。猛スピードでちゃりを借り、ひたすら進む。が、ペダルの重いこと。緩く長い登り坂に、容赦ない向かい風。これはしんどい。
ふと、ぱふゅの曲のイントロが頭の中で鳴った。傍から観るとただの痛い人やなと思いつつ、1曲4分の時計代わりに小声で歌いながら漕いだ。終わりなく思える往路の道程を、少しだけ短く感じたかも。
途中、一番つらかった区間。ちょうどこの曲だった。

もしつらいこととかが あったとしてもそれは
キミが きっと ずっと
あきらめない強さを持っているから

あきらめない。きっと間に合う。言い聞かせてひたすら前へ前へ。
その甲斐あってか、3分前に到着。強い風の中、速攻で構えた。


ちょうど1年前(正確には1週違い)。ここへ0系のお見送りに来て、すぐピンボケする先代機のおかげで見事撃沈した 6A。そのリベンジを、7154A で叶えたかったのだ。
ようやく始まった紅葉。河原に広がるすすき。そんな千種川を駆け抜ける、長い長い W1。頑張った意味はあったみたい。

さて、もうひとつの目標。「赤穂」の看板のある小さな山に登ってみたい。それらしき所から早速スタート。うわ、なにこの道なき道。内心うろたえつつ、なんとか見晴らしのきくポイントにたどりついた。
こ、これは…。今までわたしはこの一帯の魅力の3分の1も知らなかったんじゃないかとすら思える、新鮮な感覚。俯瞰って素敵。

あとは練習あるのみ。ND フィルターを買い忘れていたのは惜しいが、とりあえず絞ってごまかしてみる。
ん? 下りの通過タイミングがおかしい。4、5分のずれは新幹線界では大きすぎる誤差。その原因を知るのはだいぶ後のことだが、とりあえず上りにかぶらなければ文句はない。

何が通っても振りまくること、30分。ようやく本番、7158A。

この変な構図の理由。あわよくば、紅葉とコラボさせたかった。が、色が最も出てるとこに限って最適な場所に架線柱があったりなんかして、他形式を含めて完璧に決まったものが1枚もない。これは W8 と判るだけましかも。って前回似たような文を書いた気が。

流しとして一番まともやった E7 も、背景はこの通り。つくづく自然を取り込むのは難しい。

これで午前の部は終了。昼食をとったら、また違う場所をめざす。

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