登山とサイクリング

おうちの事情で急遽おでかけ決定。あぁ、これが一昨日やったら臨時が…。ほとんど通常期に近い運用なので、あまり気合いを入れない下見もやってみた。

加古川で新快速を降り、各停で数駅。今日はこの山を登るよ。

第1地点、御着南山公園。関西以外の人用にふりがな打っとくと「ごちゃく」。工場の合間を縫って進むと、そっけない登山口(?)が現れる。あとはひたすら階段を、ある程度見通しが利く高さまで昇ること10分少々。お、見える見える。いい場所を探そうとしていた、そのとき。
ぽつ。あ、雨きたー。
片隅にあずまやがある。一旦引っ込んで上がるのを待つ。えらい降ってきた。あー、下界が霞んでる。

幸い、10分かそこらで雨は止んだ。再びの降雨に用心しつつ、いろんな角度を試す。でもなんだか障害がいっぱい。防音壁とか(帰宅後に拡大して初めて気づいた)。木の枝とか。



うーむ、難しいぞここは。本当はもうちょっと上まで登れるみたいなんやけど、登山で疲れると本末転倒なので、これはこれで。ま、2番目の場所がベストかな。

一昨日ならともかく(しつこい)、今日ここでは500に会えない。ほどほどに楽しんで下山。御着駅もちっちゃい。

またぱらぱら来たのでさっさと改札へ。…ん? なんか赤文字見えたぞ? これから乗る各停の欄に「10分遅れ」。うわ。出たよアーバン名物。仕方ないので、通過列車を眺めて待つ。新快速2本、貨物も2本。そして13分遅れで、ようやく各停登場。
どうにか姫路で昼食と休憩を済ませて、待っていたカフェオレ115でさらに西へ。余裕持たせておいて良かった。

移動中にも、天気は凄い勢いで回復。レンタサイクルを借りて走り出す頃には、雲間に青空が目立つようになっていた。

街を抜け、田園風景を駆け、山陽道をくぐる。何故か重いペダルを懸命に漕ぐこと、30分。第2地点、千種川。こっちは名の知れた撮影地。最初の数枚で、16両入る範囲を確認。あとは片っ端から撮るのみ。




1形式ずつ揃うにつれて、さらに青空が広がる。いいぞいいぞ。29A を迎える頃には、かなり気持ちのいい晴天に。

青空に青く長い車体。あー、気持ちいい。当たり前だが、やっぱ撮りは好天に限るわ!

そして、いずれ「ひかりレールスター」じゃなくなることがとうとう決定した E 編成。将来の扱いはまだ判らないが、素敵な風景の中で撮れるうちに、この絵を残せてよかった。

でも本当言うと、この川の真価が発揮されるのは午後順光のここじゃなくて、午前順光の別の場所らしい。逆光承知で行ってみた。

あぁこれは見事な真逆光で。山並の美しさだけはよーく判った。午前に来れたら理想だが、レンタサイクル営業が9時から。6A 通過が9時。やはり臨時便に期待するしか。


まさに抜けるような青に見送られ、自転車を漕ぐ。そしてようやく、往路のペダルの重さを理解した。ずっと登り坂やったんや! つまり復路は楽々ということで。

稲が頭を垂れ始めていた。次候補のひとつに挙がってる田んぼの中の撮影地には、そこが金色に染まる頃に行けたらいいな。
最寄り駅に帰る頃、西の空はひと足お先に金色をしていた。

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