名列車は変身する (2) 纏う色帯

オリンピックが今日からだというのを今日知る。正直ね、スポーツ全般が得意ではないのもあって、観戦習慣がそもそもないのよ。ネットで見逃し配信とかあるみたいやし、評判いい感じのものがあったらその都度観るかも、くらいのつもりで考えております。
さて、キティさん新幹線乗車記録は後編へ。次回以降はおまけ。

新神戸を出てしばらく経つ頃には、前方の混雑はやや緩和したように見受けられた。そこで満を持して1号車へ。

1両まるごと「HELLO! PLAZA」と称した特設スペースとなっており、半分は売店。

せっかくなのでクリアファイルを1枚お買い上げ。乗車記念カードのようなもの(レジで無料配布)もいただいた。

売店の脇にはちょっとしたカウンターとベンチ。コンセント装備ってことは長居も想定しているのか。

そして運転台寄りに設けてあるのが記念撮影用の背景。

希望すればスタッフさんに撮ってもらうことも可能で、オプションとして手持ちアイテムもあれこれ用意されている。

それにしても、全車共通で貼られている標準ステッカーが霞む程度にはキティさんパワーを感じる装飾っぷり。

売店を出たらちょうど西明石。その後は席に戻ってのんびり過ごした。って2号車は自由席なんだが、その時点ではさっきいた席を再び使えるくらいの余裕。再び車内に混雑の気配を感じたのは姫路発車後だった。姫路城見物を終えた海外のお客様たちだろうか。

当家の乗車は岡山まで。時間にゆとりを持たせておいた分、あわてず観て回れたのはよかった。

でだ。新大阪でろくに観察できなかった外装を楽しむのは、その岡山が勝負。停車時間はのぞみ接続を含めた5分。

まずは1号車側先頭へ。今更だけど V2 編成であることを確認。

原色ならあのロゴが入っている箇所。ある意味、元のロゴの構成要素は満たしている。キティ仕様にしてもそこは堅持するとこらしい。

屋根から連なる塗り分け境界も一緒。いやーしかしピンクかー。見れば見るほどウソ電のようだ。

広角が足りなかったので、あいぽんにがんばってもらった。この色でもシュッとしてるのは一緒(それはそう)。

一方で側面は、ふつうの帯にとらわれない大胆アレンジが施されている。

どでかリボン。遠くからでも一目でコレと視認できる効果は抜群。

時折風にたなびくような様子を見せながら、編成全体にわたってリボンが連なる。

2号車端と同様、沿線付近(と山陰)の名産品を手にしたご当地キティも随所に描かれている。

と、さくさく観て回ってもあっという間にタイムアップ。海外の方や親子連れに混じってお見送り。
当家的にはこれが乗り納めになる可能性が高い(葬式混雑は疲れるから)ものの、これをカウントしていいのか迷う気持ちも少々。というか、カスタム仕様が予想以上に振り切ってたからか、頭の中で「これは 500 系というより別のなにか」として処理されたようです。

あ、そうだ。新幹線構内を出る前にアレをチェックしておこう。

コンコースに展示された模型。

その傍らにも掲示されている通り、キティさんの運行時刻は固定されている。あるいは形式引退の日まで、これが最後に残された1本として走り続けるってオチもあるんかな。

※追記:さっき気づいたけど今日午後の公式会見で「2027 年を目処に全車引退」が明言されてた。また撮る人が増えそうやな。

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