実録・おひとり様物語 三角編 (2) 相模のへそ

昨夜はなんとなく TV 観まくりだったけど、東京はぜんぜん番組が違うなぁ。ぱふゅのは首都圏でしか観れんし。知ってる番組でも曜日違ったりするし。
さて話の続き、高座渋谷・相模大野と来てトライアングルが完成…することに気づいたのは、下調べ中にぐーぐるまっぷ観てたとき。意外やった。海老名込みで四角を思い浮かべてたけど、小田急って厳密に東西水平に走ってるんとちゃうんやね。

くまを送って行った後、コインロッカーの荷物を拾い、取って返してまた大野。でも今度はそこから先へ。車庫で出番を待つ EXE やらなんやらを尻目に、西へ。海老名で隣の各停に移り、もう1駅。

なんかすっごい傾いてんね厚木駅。えーと、ここで相模線に乗り換えっと…

簡易改札かい。わたらせ付近で1回観たかなぁ。よもやここでまた出て来るとは思ってなかった。駅も簡易なのだろうか、などと思いつつホームへ出た。

はい? なんすか使用中止ホームって。ということはひょっとして、上り下りでホームシェアとか。

本当にそうだったりする。わたしは茅ヶ崎ゆきを待っているのだが、同じホームへ先に橋本ゆきが来た。この前面デザイン、JR ではあんまり観ないタイプやなぁ。特にラインの引き方。どっちかっつーと地下鉄みたい。

数分後に電車は来た。エレベーターに乗るのと同じくらい当たり前に、皆ボタンを押してドアを開けて乗っていく。
そして次の駅もやっぱり1面1線ホーム。そういや、ここって確か単線ちゃうかったっけ。陽射しが和らいだのをいいことに、つい日よけを上げる。あ、やはり。
海老名や大和のほんのちょっと先に、こんな世界が普通にあったのか。へんなところで感心。

降りる駅、倉見は島式ホームになっていた。対向車が止まって待っているあたり、ここがすれ違いポイントなのか。しかしそんなことより一番気になっていたことを、駅員さんに尋ねる。
あの、川の方へ渡る一番の近道ってやっぱ北の踏切?
その通りだった。でもその踏切まで、駅から5分くらい歩かんといかんのだよ! 南側はそもそも踏切が見当たらず。なんという不便な。
とはいえ、スタンドバイミーするほど悪い子にはなれないので、おとなしく歩く歩く。踏切渡って折り返し、途中の「スポーツ公園」に集まる小中学生を横目に、どんどん歩く。草の勢力が強い河川敷を進み、さらに細い道へ限界までつっこむ。
こちら側でも悪くはないが、どうしても向こう側へ行きたかった。急がねば、時間がない。

どうにかそれらしき場所に立てた頃、既に「数分前」になっていた。練習はできても1回か2回。うまくいきますように。さあ、来るぞ。

9193A。上流側から10分以上歩いてきて、鉄橋より下流へ出ることを決意したのは、下り線狙いなことに加えて、その手前で振り向いてこの雲に気づいてしまったから。つるんとした空より、逆光でもドラマチックな絵が欲しい、と。
これが秋季なら夕焼けシルエットも可能かもだが、なにせ相手は臨時便。この8月が、どんどこ走りまくる最後の機会になるかもしれない。だから結果はどうあれ、なにがなんでも一度でいいから来ておきたかったのだ。で、相模方面に来る絶好の機会を利用したというわけ。そんな相模川橋梁。

練習で700と N も撮れたけど、わたしにしては珍しいことに、止め位置も空の濃淡も一番まともだったのが500の回だった。後追い+橋梁という苦手な条件下で。自分でびっくりした。鉄の神様に感謝。
そのかわり、虫の神様にも愛されてしまったが。こういう時に限って虫除けもムヒもないのは何故だろう。

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