青いリボンのマーチ (7) 邂逅する幸運

急に涼しくなったな? 暑さ寒さも彼岸まで、つまり「彼岸まではがっつり暑い」は予想してたけど、過ぎた瞬間に気温がかくっと降下。そろそろ寝具を見直そうだの、半袖じゃなくなる日も近いだの。季節の変化ってこういうもんでしたっけ。
さて盆帰省ついで旅は2日めラスト。

お宿に戻ってまたまたトレインビューを満喫していたら、派手なモノが通った。調べてみると夜に戻ってくるようだ。おや、ついでにアレも来るぞ。先に夕飯としよう。
今回の滞在中は2晩ともウィング高輪で食べたが、前日はうまいけど食べ過ぎた。数年前できたフードコートにてラーメンで軽めに済ませ、そして駅へ赴くと、お目当てのひとつが待ち構えていた。

京急の「ウィング号」。平日を中心に、通勤向け指定席列車として朝夕何本か走っている。

正面は LED、側面は幕という折衷状態の 2100 系。Wing ロゴはさっき夕飯をとった施設とおそろい。

あくまで遠距離向け設定であり、横浜すら通過するため戸塚時代には縁遠い列車だった。ので、発車案内を含めて地上設備の表示もろくに観たことがないものばかりで新鮮に映る。

意外とアナログな案内方法もまた味わい深い。結局こういうのが一番目に入るんやろな。

一部車両のヘッドカバーは色違い。親切な説明がついていた。週末は特定車両だけ指定席扱いになるようだ。

正確に言うと、ウィング号が観たいというよりはこの車両色が目的だった。ブルースカイトレイン。その名にふさわしい青空じゃないのが惜しいけど、そもそもコレに会うの自体がめっちゃ久々。

もうひとつのお目当ては北の方に出かけている。戻るのを待ちつつ、なんでも撮る。

視界内に京急がいないこともある。都営と北総。HM ついてるのは沿線自治体が共同でやってるキャンペーンのようだ。

ウィングの運行間隔は20分程度。これだけあれば座れる確率は高そう。などと眺めていたのはいいが、そこに予想外の事態発生。

例の巨大地震注意情報が出ている最中(発令2日め)に地震。震源が神奈川とあって、さすがに一斉抑止がかかる。ここも揺れたし。

下手に動くのは得策ではないと静観。数分後、安全確認が取れたようで各車再び動きはじめた。

折しも金曜の帰宅時間帯。家路を急ぐ人々もひやひやしたであろう。と、「(東成田)芝山」なる珍しい行先(1日2本)を眺めつつ。

待っていた主役は、やや遅れつつも無事あらわれた。

青と並ぶ京急の珍品、イエローハッピートレイン。投入されて10年、ようやくの初対面である。ってなんか脇についてんな。

まさかの「ハッピーターンコラボ仕様」になっていた。数ヶ月前からの施策で、この数日後には終了という滑り込みのタイミング。

そもそもはコレを部屋から見かけたのが今宵のきっかけ。実は青ともども公式にダイヤが発表されている(だから夜に狙って来れた)のだが、最初の1本は偶然。いいことあるかな。

ふぅ。なんだかんだで目的は達成。そろそろ引き上げよう。

このあともみなさんご安全に。

帰ろうとして、旦那さんに言われて気づく。そっか、京急はここが始点だからモニュメントの類も置かれているのか。

短いようで長い路線長は、かつて全線乗ったときに実感済。

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