青いリボンのマーチ (6) 露頭する渓谷

見た目でわかる話じゃないが、ここの環境がちょっと新しくなったよ。データベースのバージョンが。しかし本番鯖はプロの力であっさり終わったのに、ローカルに構築してる方を追随するのに半日近くかけてしまった。まだまだどすな。
さて引き続き盆帰省ついで旅、秩父をぶらぶら。

駅から歩いて10分足らずのところに、著名な観光スポットが待っていた。

ここは長瀞渓谷。荒川の上流域、地質的に貴重な場所である。

東尋坊ほどではないものの高低差のある岩場の景観は写欲をそそるわけで、スマホを構える人多数。

時折ふねが通りかかる。当日申し込みも可能っぽいライン下りとか、

夏休みのお子様体験にちょうどよさげなラフティングとか。そのへんは水深がほどほどらしく、複数のボートから次々にダイブする姿は観ていて涼しげ。ほら、こんな真夏のライン下りは暑いだけで終わりそうですし。

改めて景色そのものに目を転じる。

対岸は川が削った断崖。赤壁と呼ばれている。

我々が立っている足元の岩は、平たい層をミルフィーユっぽく重ねたような形状が目をひく。振動や風化によって削れた結果、階段状になることも少なくなさそう。

削れて年月の浅い箇所はエッジが立ち、人の通行や風雨を経た箇所は角が取れ。

そんな岩が似たような高さで広がる景色に、岩畳の名を実感する。ところどころに空いているまんまるな穴は、おそらくポットホールというものだろう。急流で小石が下の岩をぐるぐる削った跡。

舟には乗らないけど水辺まで出てみた。河原にはハート。自然はたまに不思議な造形をする。

と、ひとしきり堪能したところで駅に帰還。

確かにアレは一見の価値あり、天下の勝地との看板に偽りはなし。

先に来た対向列車はまさかの元都営車。いやはや、何がどこで長生きしてるかわからんもんだ。

こちらはまたしても元東急車での帰路となった。

じゃ、都心に戻りますかね。

さっき撮り忘れてた西武秩父の外観を収めたら、復路もラビューで。

例の進行方向問題をふまえても、結局どの位置を取ればいいのかようわからん。

往路は想定外の逆向き走行でげんなりして見逃していた、ながーいトンネルの前面展望を車端のモニターで眺めたり、

いかにも往年の西武らしいストライプ入りの普通列車と行き違うなどしつつ、飯能以遠はだらだら過ごす。

こうして西武制覇を兼ねたプチ旅は無事終了。いっぺんお宿に引き上げるとしよう。

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