青いリボンのマーチ (5) 往来する貨客

また3連休だー。お休みはうれしいが、仕事が遅れるのは気になる。あとそもそも今週末天気悪そうじゃないですか。また台風すか。こっち来る頃は台風じゃなくなってるかもしれんけど、雨風は遠くても来るもんね(少し前のを思い出しながら)。
さて引き続き盆帰省ついで旅、せっかくなので特急で着いたその先へ。

駅前から道案内に従って、駅舎を回り込んで進む。

あ、普通電車いたのか。我々が向かっているのは、あの列車が乗り入れている会社の領域。

しばらく歩くと、どっかで観たことのある柱が見えてきた。お祭りで山車が通るとき架線を避けるのに使うやつかな。

なわけで、こちらは秩父鉄道。西武からの乗り換えに推奨されている、御花畑というかわいいお名前の駅。別に花畑があるわけではなく、祭りに関連する御旅所の別名らしい。

駅舎はもともとのレトロ構造を活かしつつ、今年きれいにお色直ししたばかりだったようだ。

平日なので SL は来ない。が、それでもそこそこ人がいるのは夏休みだからか。

同様に、平日なので西武直通ホームは使用しない。

数分後の電車に乗り込み、そしていきなり1駅で下車。

この顔にピンときたらもちろん元東急車。

暑すぎて外観を撮るのをすっかり忘れていたが、ここは秩父駅。まぎらわしいが「無印=秩父鉄道のほう」である。同社的にはこちらが秩父観光の拠点なようで、いろいろと仕込みが。

1階にフードコート、2階にレストランというので後者に行ってみた。

天ぷらそば。確かにおいしいんだけど、こう見えて地味に量が多い。我々の胃にはフードコートサイズでよかったかもしれん。

ふぅ。満腹感を抱えてホームに戻りかけると、あら大変。貨物の気配がするぞ。

旦那さん猛ダッシュ、自分は無理せず。どうにか機関車の姿を視界に収めることはできた。

武甲山を背景に、私鉄では貴重なながーい貨車がゆっくり出ていく。ヲキ 100 形は太平洋セメントの所有。積荷は武甲山の石灰石。貨物輸送の背景にセメント屋さんがあるという意味で、三岐鉄道に近いものがあるとも言える。

なるほど、それで駅名標にも武甲山。

地方鉄道あるある、次の電車が来るまでは十数分。

また東急車が来た。なにやら派手にラッピングされているのは、沿線各地でみられる花にちなんでいる模様。

ゆるゆると揺られること20分、目的地に到着。

と思ったら入れ違いで貨物が出ていった。今日の貨物撮影運はあまりなさそうである。

ここは長瀞駅。いい感じに年季の入った駅舎は開業当時からのものだという。御歳 100 年ちょっと。

我々の知らないどこかで流行っているのか、駅正面を背にしてジャンプする絵を撮る人が何人もいた。

駅を出たら踏切を渡り、その先へと続く定番観光ルートらしき道へと入っていく。

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