祝いめでたい魚の町で (2) 楽しむ大海原

今年も無事に健康診断終了。最近あった大きな出来事を記入するのをすっかり忘れており、問診の途中で思い出してそそくさと追加を頼む。まあ検査には何の影響もなく、というより忘れるくらいには順調な証と考えておくことにしよう。
さて加太線めぐりはここからが本題。

と、ここでちょっと当初想定外の光景に出会う。

「かい」が和歌山港線ホームにやってきたではありませんか。共通運用なの忘れてた。
なお大変ありがたいことに、めでたいでんしゃを含めて外観が特徴的な車両の多くは、南海公式アプリで走行位置を追跡できる。めっちゃ便利。この運用に旦那さんが気づいたのもアプリのおかげである。

数分の折り返し時間を利用して、車内もちょっと拝見。

青いな。まるで水族館。というより海の中か。吊り革は鯛が基本だが蟹や帆立もいるようだ。

運転台にもっとも近い窓は「目」。

他の窓もよく観るとちょこちょこ飾られている。クラゲと見せかけて宇宙人発見。

中吊りも壁の広告枠もすべてデコレーション用。世界観を統一する意志が徹底している。

発車前に反対側の顔も拝んでおこう。明るいボディカラーは順光でより映えるものだ。

そして4編成とも装着していたのが開業 111 周年の HM。ということは昨年からついてるのか。「い!」を 111 に見せたい努力が感じられてほほえましい。

再び港へ向かう「かい」を見送ったところで、そろそろ乗車狙いで加太線ホームへ移動。

片隅に間借りする JR ホームの外側、ここでもめでたい PR。車両リニューアルで利用者数が下げ止まったという話なので、集客力は結構あるようだ。我々もこうして釣られてますし。

ホームで待つ客がだいぶ増えたところで、満を持して主役登場。

午後のトップバッターを担うのは「かしら」。

HM の柄は編成ごとに異なる。黒字にゴールド風オレンジ(?)は目立つ。

ではさっそく乗車して座…ろうとしたら突然の迷路。お宝ゲットなるか。

こちらの車内は全体的に海賊船モチーフで統一されている。

線内各駅を表すモチーフの絵柄がこれまた宝探しの要領で隠れているということで、いくつか見つけたがコンプリートはならず。

運行開始が21年と比較的新しいこともあってか、路線図までもデザイン統一が図られている。

途中の車窓では沿線撮影候補地を探してみたものの、海岸くらいしかない。限られた時間で寄るのは厳しそうだ。

そうこうするうちに加太到着。ここも10年前の南海制覇計画以来となる。というか当時はまさか再訪すると思ってなかった。

昨年設置された 111 周年記念オブジェを発見。めでたいからって「め」の1文字をドンと置くのが直球すぎてじわじわくる。

年代物の駅舎もあれこれデコられている。

せっかくなので即折り返しはせず、ゆっくりしていくことにした。

駅を出て、備え付けのパンフを頼りに散歩へと繰り出す。

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