近畿を制する者は (6) 島風吹く志摩路

夏なので昼間は暑い。当然エアコンさんのお世話になるわけですが、意外にも陽が沈んでしばらくすると室温と外気温の差がほとんどなくなる。なんなら外の方が涼しい。今宵も窓を開けて過ごしております。真夏のてっぺんはもう少し先かな。
さて近鉄攻略旅2月の部、帰るついでに奮発を重ねる。

よく晴れた賢島、電車の写真は撮りにくい。こんなこともあろうかと、1月に駅だけ観に来た際に撮っておいた。

じゃーん。これまで撮るばかりでなかなか乗る機会を持てなかった、しまかぜ。

流石に最前(運転席真後ろ)は取れなかったし、そもそも先頭じゃなくて最後尾なのは秘密。それでも展望車両ではある。

てことで、今度こそ堂々とこちらで難波まで帰ろう。

ではさっそく車内へ。発車15分前くらいから乗れるようだ。

いまや国内ではたいへん貴重になってしまったハイデッカー仕様。向かって左の扉は業務用で、車販ワゴンの上げ下ろしに使っているようだ。

座席配置は2・1。窓ガラスの青みが入ってるけど、ほんとはもうちょっと黄色寄りかな。

リビングに置いてあるソファのような佇まい。もちろんリクライニングにフットレスト、可動枕までセット。さすがに近年の車両と違ってバックシェルこそないものの、座ってる分には快適である。

車内案内やメニューなどのパンフも備え付けてある。

でだ。空いてるうちにアレ行こう。

中寄りにカフェ車両。1階と2階がある。そりゃ窓の大きい2階でしょ。

食堂車、速度計つけがち。新幹線のアレっぽいけど、実は車内の専用 Wi-Fi につなぐとスマホ前面展望で同じ映像が観られる(速度表示も別途あり)。

せっかくなので、おやつをいただきましょう。スイーツセット2つでお願いします。

交響曲同様、沿線ホテルのケーキが提供される。こちらはシェラトン都ホテル大阪(上本町)。3種から選べたので、それぞれ好きなものをチョイス。おいしゅうございました。

ふぅ。あとはひたすら帰るのみ。

いや、確かに展望はよろしいのでございますが、ついさっき観た景色しかないもんで。

そこへアテンダントさんがやってきて、なにか渡してくれた。お、これは記念乗車証。こういうのくれると「特別なものに乗った感」あるよね。

伊勢中川のデルタ線を過ぎ、しばらく行けばもう日が暮れる。さすが2月。

こうして、この日の旅はおしまい。距離的ハードルがいちばん高かった志摩線をクリアしたので、あとはいろんな細かいところをつぶしていくとしよう。

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