近畿を制する者は (7) 河内登る鋼索線

昨日はちょいと探し物のため、午前から梅田に出向いて店めぐり。ニッチなカテゴリーなのか百貨店でも選択肢が少なく苦戦する中、だめもとで寄ったアウトドアショップでまさかのビンゴ。買い物は先入観抜きで回るのが吉ですな。
さて近鉄攻略2月の部、終わったと見せかけて続きがありまして。

しまかぜで帰ってきた翌日。3日間きっぷを使い倒すべく、再び出発。3連休だからできる強行軍である。とはいえ体力に限りもあるので、都心でランチを済ませてからののんびり移動。

八尾の隣駅、河内山本。今回のような用事がなければまず降りなかったであろう静かな駅だが、ここは本日最初の乗り換えポイント。対面で待っていた支線に乗り込む。

乗車時間はほんの数分。しかしその間に標高はじわりと上がり、遠く市内の街並みをやや下に感じるようになった頃、早くも終点に到着。

はい、信貴線完了。以降の旅程はこういう「地味めの支線」を淡々と塗りつぶしていくことになる。

毎度おなじみ、乗ったぞ記念の終端記録も忘れずに。

1面2線のシンプル構造ながら、上屋の梁がいい味を出している。

で、ここで終わりではもちろんなく。これは2つめの乗り換え地点。

信貴山口。しぎやまぐちではなくて「しぎさんぐち」。

今降りたホームと垂直に、別のホームが長い坂道となって設けられている。

これは西信貴ケーブル。車両は戦後製造のものを今でも使っていて、デビュー当時の塗装を昨年復刻して今に至る模様。どうりでつやつや綺麗だと思った。

座席に一面の虎柄。HM も虎やし、写真は省略したけど側面にも虎。その理由はこのあとすぐに納得する。ただし「すぐ」といっても、今回は鉄道からの乗り継ぎがあまりよろしくなく、当駅で30分ほど待ち時間が発生しております。

ケーブルカーが敷設されている時点で自明のこととして、傾斜はなかなかのもの。最大で25度くらいあるそうで。

あらそんなところに踏切が。定番撮影地なのであろうが、本日は置いといて乗車。

展望用に天井まで含めてふんだんな窓面積。下界がよく見える。

ケーブルなので、もちろん中間地点はすれ違いイベントが発生する。そして観ての通り、なんだかんだで乗客もぼちぼち。

上の駅、高安山までは10分かからず到着した。

駅舎の記念撮影もそこそこに先を急ぐ。というのも、

乗り継ぎ先は、40分に1本くらいしかないバス。逃したら一大事、たとえ数分余裕があってもさっさと乗るが吉。
我々の到着を待っていたかのようにバスが現れ、みんな乗り込む。バスルートは自動車専用道らしく、徒歩で進もうとした人は係員に止められていた。

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