山とアプトと機関銃 (3) 送迎にであう

昨日は買い物やイルミネーション巡りなどして都内で過ごしていたのだが、電車内で初めて「提督」と呼ばれる方を目にした。なるほどねぇ。ゲームとしてしっかりしてるし、流行るのもわかるわ、と旦那さん。
まあそれはさておき、井川線のお写真まだまだありますよ。

線路が川を渡る橋と、長島ダムの中間くらいに、車道用の橋がある。ちょっとそこに寄ってみることにして、持参したみかんなどをつまみに、しばらく来ないはずの列車を待つ。さて、そろそろポジションを決めようかと橋を渡り始めたそのとき、何故か響き渡る走行音。えっ、なんで?

まさかの「機関車送り込み回送」。そんなケースもあったとは。

こちらから眺める斜面には、ところどころいい具合に色づいた木も。なんとかうまく使って紅葉シーズンを演出する努力をしてみる。しかし、この長さだと箱根っぽい。

アプトいちしろから長島ダムまでの所要時間、およそ5分。

数分後、これから坂を下る列車が到着。機関車はこれを迎えに来たわけで、連結したら出発進行。

ダム駅手前の広大な傾斜地、ただの斜面にしては整備が綺麗すぎるし一体なんだろうと思っていたのだが、帰宅後調べたらどうも芝桜が植えてある模様。

ゆっくりと山沿いに回り込みながら、列車は駅を後にする。

余談だが、そこのロックシェッド、肉眼だと洋風デザインの城っぽく見えた気がしたけど、単に柱が錆びていただけだったという。

列車は一旦トンネルに消え、再び橋から望めるのはだいぶ遠ざかった姿。

ほんのり赤や黄色を宿した斜面。ちょっと崩れてたりする辺りに傾斜の険しさを思う。

上の方ももうちょい色づいてたらもっといい感じなのだが、贅沢は言わずにおくとしよう。

それにつけても、改めて並々ならぬものがある。1000 分の 90(5度くらい)という数字より雄弁に語る、この斜めっぷり。

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