本気の夏を迎える (2) 駅の特異点
31 Aug 2020
明日から9月。という文字列だけ観るといかにも「もうすぐ秋やねぇ」と言えそうに思えるが、まだ全然暑いんすよねぇ。局地的な夕立もちょいちょいあるし。夏の始まりが遅かっただけに、彼岸ギリギリまでひっぱられる可能性もあるんかな。
なわけで月初の近場めぐり後半戦。
梅田まで引き上げてきて、阪急構内。なにかいないかとホームを見渡すと、いた。
8000F さん。て、そういえばずいぶん前からいる気がするんだけど、いつまで?
そもそも 8000 系デビュー30周年と呼べる年は昨年で終わっている。のだが、どうやら「たいへんご好評につき」各線とも全検までもたせることになっていたらしい。結果、この編成はなんとあと5年近く復刻バージョンを維持。どんだけ好評なんすか。
休日の上限・7本並びも押さえておく。宝塚線が1本空くのはさておき、京都線の運用がカツカツすぎて極限までインターバル削って回してるから、どんなに運行本数多くても3本揃わないんだよなぁ。
そんなホームでは、この時期ひとつ「目立つこと」が起きていた。
ってここからだとそんなに目立たんな。改札側から観よう。
広告がないときはまったくなく、あるときは1社提供によって埋め尽くされる、毎度おなじみ構内ジャック。7月下旬から8月上旬にかけて登場したのは、かの有名なスマホゲーム「Fate/Grand Order」の記念広告だった。なんでも今年で5周年らしい。へぇ。
有名観光地っぽい写真にキャラが配置されたポスター。どうやら47都道府県すべての名所を使っているようで、同一ホーム上に同じ柄は1枚もなし。終端改札にもっとも近い地点では、各線の行き先を意識して京阪神3府県(と東京)の柄を並べてあった。
広告は頭上のみならず、改札とホームの間にある円柱にも。
なんせガチャゲー全般が大の苦手ゆえ、本作も一度もやったことないんで「実写に違和感なくイラストなじませる手法、勉強になるわー」以外の感想が出しにくい。実際やってたらもっと的確に述べられるのだろうか。
そんな中、大阪柄のロケーションは新世界。いや他にもっとあったやろと笑う一方、全国レベルでの知名度としては異論なし。手前の人が食べているのは 551 の豚まんですかね。
改札内以外では百貨店への通路にもバーンとでっかく貼ってあったんだけど、場所が場所だけに撮影しにくかったんで、歩く歩道(関西風表現)で流れながらの鑑賞にとどめておいた。推しキャラの前で熱心に撮る人の姿もちらほら。
ただでさえガツンと来る暑さに加えて、構造的に熱気がこもるのが、当駅の苦しいところ。そろそろ涼しい電車に乗って帰るとしよう。
あ、8004F さんもあと4年はお飾りつきだそうで。
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