まだ見ぬゴールめざして (10) 競走舞台

今年もあっさり確定申告終了。「源泉徴収票は添付必須だが、支払調書なら必須ではない」という事項を毎年確認しているような気がする。ええかげん覚えろよと。たいした額じゃないが、還付をおとなしく待とう。
では私鉄攻略編再開、京王本線系最後の支線へ。

高幡不動に戻り、本線上りを待つ。すると、旦那さんがあるものに気づいた。

おー。あれ(左奥)は昼前に別の場所で見かけた事業用車ではないか。デワ 600 形というそうで、最初観た時はクレーンのついたチキを挟んでいた。我々があちこち巡っている間に、DAX へ付け替えて移動してきたようだ。いずれにせよ、ほぼ「観ただけ」なのは御愛嬌。

それはさておき、旅を続けよう。府中で下車。

さらに、優等列車が停まらない隣駅・東府中へ移動。

残った支線は、またしても1駅しかない路線。どうやら多客のタイミングには程遠いようで、車内は閑散としていた。

発車したかと思ったら、3分かそこらであっけなく到着。あとで観たら、府中駅からも充分に徒歩圏内。そりゃ近いわ。

ただし、それでも支線を引く価値はある。競馬の日のために。

というわけで、競馬場線の終点、府中競馬場正門前。

改札の真正面に、東京競馬場への通路がどーんと待ち構えている。今日のレースはあらかた終わったのだろう、場外馬券を楽しんだと思われる人たちが次々とこちらへ向かってくる。

府中で重賞が開催された場合、この猛烈に広いホームがどっと人混みで埋まるのだろう。いかにも拡幅しました感が濃厚に漂う舗装だったし、来る時は来るんやな。

特にそういう日でもなかったので、電車は20分に1本。それでも、あえて1本見送った理由があった。アレを確認したかったので。

ほぼ競馬専用駅。つまり、競馬のない平日に極めて閑散としていることは容易に想像がつく。よって、当駅は京王の中でも TV 等のロケ地として使われる機会が多いそうだ。その中に、だいぶ昔(甲陽園にいた頃かと)に観たものがひとつだけある。

うわーここだここだ。左の家が完全に一致。間違いない。
ピタゴラスイッチ。初出は07年らしいが、「アルゴリズムこうしん 鉄道会社のみなさんといっしょ」の収録がここだった。いうまでもなく京王の中の人が数人出演。かつて1番線降車ホームだった南側にカメラを置き、2番線に 8000 系を停めて撮ったっぽい。

と、ある種の聖地巡礼的なことをさらりと済ませ、20分後の電車で東府中に引き返した。

それにしても長い駅名だった。漢字もそれなりにボリューム感あるが、ローマ字にしたときの長々しいことといったらもうね。こういう駅があるため、京王の縦長型駅名標は各駅で長さが異なるようだ。

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