まる子、静岡の顔になる (1) 港町の玄関

明日は雪が降るとか降らないとか。山沿いの民としては交通機関に支障が出ることも一応想定されるんで、明日の夕飯材料を今日のうちに仕入れておいた。思ったほどは降らずに終わるんじゃないかと希望的観測もありつつ、備えておいて損はなかろう。
さて今回はちょっと時間を遡って、昨秋の帰省ついでの寄り道話。

おかしいなと思った方は正解。ここ数年の当家において秋の帰省先は岐阜が通例。どこをどうやれば静岡に寄り道できるのか、そりゃ要するにただの大回りってことで。「横浜から福井経由で大阪」を超えた感あるな。
まあともかく静岡である。大きな駐車場に車を置き、電車で東へ。

到着した新清水には、巨大な顔ハメ看板が待ち受けていた。

時は10月上旬。この2ヶ月近く前、ちびまる子ちゃんの作者・さくらももこ氏が亡くなった。まる子といえば清水。その縁から静鉄で 2015 年以降運行されているラッピング電車があることは知っていたが、関西からではなかなか訪問機会を作れぬ中、逝去の一報。電車にも変化があったというし、この機を逃せば次はないかも。
こうして、帰省と称して史上最大の大回りルートをとることになった次第。

と、その前に。電車以外にも最近動きがあったというので、10分ほど歩いて JR のほうの清水へ。

駅前のバスターミナル。ここに「新名所」がある。

まる子が描かれたマンホールの蓋。亡くなる直前に作者ご本人から寄贈され、9月に設置されたばかり。綺麗なうちに観れてよかった。おめかししたまる子のピンクなコーディネートに、旦那さんが「アパっぽい」とつぶやいたのは秘密。

振り返れば駅舎。その自由通路にも、まる子ではないけどさくら画伯の絵が存在感を示す。

宿場町としての歴史を語る江尻口。

商品なので撮影は遠慮したが、改札横の売店にもまる子グッズやお菓子が並んでいた。そして同等レベルに存在感あるオレンジ。清水といえばエスパルス。

反対側に抜ければ海に近いみなと口。改めて考えると、公共の場での使いやすさが圧倒的な絵柄やな。

さっきより海寄りの道をたどって新清水に戻る。

ふと足元を観れば納得の絵柄。さすがサッカー王国。
次に乗りたい電車まで少し時間があったので、駅近くの川辺に出た。

16年から徐々に投入されている A3000 形。もちろん撮るのは初めて。随分いまどきっぽくなったもんだ。

いずれは従来車両の 1000 形がすべて置き換えられることになる。

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