中つ国、それぞれの秋 (2) 伊勢の産業・2
24 Jan 2018
だいぶ落ち着いたのでそろそろ平常運転を再開。仕事は相変わらず毎日あれこれあるし、新種のポケモンは出るし(まだやってるよ)、そうやって他のことをするうちに徐々に気持ちがほぐれてきた。まずは自分の日常をきちんと、ね。
なわけでお忘れかもしれませんが昨秋岐阜帰省の寄り道話、まだ三重県。
黄色い世界に黄色い電車。この辺りもぼちぼち稲刈り時期(訪問日:10月初旬)。田んぼによってはすでに収穫を終えている。
昔来た時もこの辺りには足を運んでいるものの、その時はあまりきちんと撮れなかったので、今回は数年越しの復習でもある。どこで撮るかは30分弱思案したが、お天気いまいちなのを承知で、定番のやや俯瞰気味なアングルに立つ。やがて普通電車が上下線とも通過。
藤原岳、一応見えてます。
雲がかかっているのも、これはこれで神秘的。終わりかけの彼岸花が、この距離ならそこまで見苦しくなくほのかな彩りを添えてくれる。
それから10分ほどで、タンクの隊列もやってきた。
単線ののどかな線路を、小さくとも立派な重連の機関車で、これだけの貨車を引き連れて日常的に行き来するのは、ローカル私鉄としては結構貴重なこと。重厚長大産業の需要が一定量あるからこそ、今に至るまで路線が存続してこれたのだろう。
上りが行けば下りもほどなくして来るのが単線の常。ひょっとしてもう1本来るかな?
やっぱり来た。ちょうど俯瞰地点から降りて田んぼの周囲をぶらぶらしていたところに登場。って、あれ?
フライアッシュじゃないすかー! 実を言うと、その名がキャッチーすぎて上下線どっちも(=中身が炭酸カルシウムでも)ついそう呼んでしまうのだが、藤原に持っていく方向なら実際それを積んでいるはず。
前回も白い貨車には会えているので、なにかと縁があるようだ。
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