その道はうどんに通ず (14) 橋梁横断

会社でのランチトークは相変わらずノンジャンル。新宿で観たヘンな光景とか、お子様向けの番組で大人が観ると「アウトー」ってツッコミ入れたくなるモノ、などなど。ものの見方は人の数だけあっておもしろいもんだ。
さて1月の高松、ことでんの巻ラスト。

やってきたのは、一宮からちょっと行ったところにある香東川。

このように編成撮りにとっても適したロケーションのため、午後のレトロ電車をここで撮ろうという計画。
だがしかし、写真ではあんまり伝わらんけど実はすごい雨。むしろ午前より勢いが増しているように思われる。そこで、往来の邪魔にならない広いところにちょっと車を停めさせていただき、電車の通過時刻以外は車内待機とした。傘をさして立っているのもためらわれる、そのくらい降っていたわけで。

冒頭の車両と一宮ですれ違ったであろう、別の車両がやってきた。

ってあんたかー!

サイドからばかりじゃつまらんと、橋のたもと近くに立ち位置を変更。そんな時に限ってことちゃん号の登場である。めったに行かないローカル活動の場合は、趣向を凝らす前にまず定番を押さえろという教訓ですね。

でだ。次の上りがもう本番。傘が構図に入らないよう気を遣いつつ、橋を渡り始めたあたりから追いかける。

車両も古ければ橋脚も歴史を感じさせる。紆余曲折ありつつも、長く続いてきた鉄道会社らしい光景。

さすがに往復フル乗車の客はそこまで多くなかったのか、比較的余裕のある車内。

それでも我々にとっては貴重な遭遇機会であることに変わりはない。せっかくなので、追える限りはと振り返る。

こうして、90年の重みを今に伝える素敵な企画への立ち会いは終了。大都市の電車ほど安泰ではないにしろ、こうやって沿線民や観光客を楽しませてくれるのはうれしいものだ。次の訪問機会を作るときは、もうちょっと天気がよければいいな。

この後、四国を立ち去る前にちょっとばかり観光したわけだが、その話はまた次回。

そこのおみやげショップで、いかす手ぬぐいがあったのでついお買い上げ。リビングの壁にどーんと鎮座している。

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