さくらさくら ’16 南海編 (5) 赤備えの町・2

この「節目」をめでたいと称するかどうかは個人差だろうけども、仕事やらプライベートやらでウェブサービス使うと否応なしに実感させられるんですわ。年齢入力欄とか年代表示欄とか。10の位が変わるとはそういうもんだ。
まあそれはさておき、高野線の花見はこのへんがハイライト。

今回、九度山を拠点(駐車場)に選んだのには理由があった。駅から徒歩圏内に、線路沿いに桜並木が続く区間がある。ただ、どう考えても午後専用撮影地。そこで午前中は別の撮影を楽しみ、午後に本丸を攻める、という計画となった次第。
てことで、13時前に現地入り。それぞれに構図を決めて待機。日照がころころ変わるまだら雲に悩まされ、ISO 爆上げで乗り切る方針が決まるまでにしばらく時間を要した。

だいぶ数撃って、ぼちぼちまとめられたのはこの3枚くらい。晴れたり曇ったりしていたこともよくわかる結果に。

大きめに取られた天空の窓は、花の姿をよく映していた。

締めは本命のとんがりこうや。乗客の皆さんも、春爛漫の車窓を楽しんでいただろうか。

この撮影地、いくつか留意すべきことがあったのでメモっておこう。

築堤沿いの道路は国道。歩道際でガードレールにくっついて撮っていたが、疲れたからといって縁石に座ると、車が通っただけで徒労作品ができあがるので、撮る時は起立姿勢おすすめ。

あと、道路際の柵がなぜかところどころ途切れている。この極めて入りやすい構造のため、線路際まで登るおっさんなども見受けられたが、よーく観ると途切れた柵には全て「立入禁止」の貼り紙。大昔は知らんけど、現代では入っちゃいかんとこなのである。
余談だが、この日はたまたま南海の中の人(作業服の人)が業務で訪れており、我々含む一般勢の死角にうまく入って撮っておられた。その時の模様と、中の人がうらやましくなる構図の写真は、既に公式ブログに掲載されている。

でだ。せっかくこんなとこまで来たので、ついでに町内観光。

これは真田古墳といって、大坂城にまで通じる真田の抜け穴である、という伝説があるそうで。さすがにそんな訳ないんだが、すごい人ってのは往々にしてこうして強調されるもんだ。

メインストリートには歴史の長さを感じる建物もちらほら。

予想外だったのが、一般のお宅にあるひな人形や五月人形をそこらじゅうで展示していた件。実は3月に別の町で同様の催しに出会った直後で(その話はまたそのうちね)これは最近の流行りイベントなのかと。

それにしても立派なものが多い。

中には購入当時の思い出を綴った文章まで添えたお家もあり、楽しく拝見して回った。

そういや、町めぐりの最中にこんなゆるキャラと出会った。

ゆっきーというらしい。ついつい一眼で撮っちゃって、その場でシェアできなくてごめんね。

歩き回って暑くなったこともあり、道の駅にお立ち寄り。夕飯向けに地物野菜を仕入れ、九度山名物の柿を使ったアイスでひとときの涼を得た。

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