おおさか快晴散歩 (3) 空中回廊の下で・3

母から「もらった柑橘でママレード大量に作ったので」とお裾分けが届く。って、でか! 目測で 300cc は入りそうな瓶になみなみと、しかも2本。1人1本すか。とりあえず今日からトーストに塗ってる。あとはヨーグルトか。
では引き続き阪急淡路のちょっと古い話。

街の古さに似合わず、妙に綺麗な一角があった。

アーケードが新しすぎる東側の商店街。おそらく、高架化に先駆けて道1本分くらい東にオフセットしたのだろう。

工事の壁に囲まれた細道の先に、東改札がある方のちっちゃい駅舎が埋もれている。

後でホームから全体を観たら、やっぱり飾り気のない実用重視な造り。

話を改札外に戻すと、細道はそのまま地下道に続き、線路をくぐって西に出る。

こういう道があるだけましなんだろうけど、ぶっちゃけ暗い。駅が高架になることは、治安上も効果ありそう。

しかしすごいな。マルーン1色に抑えた阪急の慎ましやかな佇まいと、真逆を行くこの商魂。ある意味「ザ・大阪」。

高架化するもうひとつの大きな目的、それは現状の線路構成が物語っている。

梅田から京都。堺筋から千里。もちろん梅田千里や京都堺筋もある。そんな X 状交差がダイヤ組みの障害になっているであろうことは、詳しくなくてもなんとなく想像がつく。ここをシンプルに組み直すのも、狙いのひとつであるはず。

一番西の線から河原町に向かおうとしたら、一体いくつのポイントがあるのか。数えるのもめんどくさい。

それと、ホームの狭さも気になる。はしっこでは「黄色い線の内側」が存在しない箇所も。こういうのも大幅に改善されるんだろうな、きっと。

ともあれ、ヲタ視点では「地上駅の今だからこその景色」も記録しておきたい。

この日の滞在中、一度だけ4線フルに電車が入った瞬間が一応あった。あっちこっち動いてる編成がいるのは御愛嬌。

本題とはズレるけど、堺筋車を屋根のないところで撮れるのも今のうちか。

細い架線柱と太い高架柱が混在するカオスも、いつかは解消する。こういう過渡期って意識しないと写真に残せないので、この段階で来れてよかった。何年先か知らんけど完成したらまた来よう。

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