名水が育むまち (5) 護る八幡

連休明け、しかも風雨吹き荒れる悪天候の中、ついつい空港へ。訓練飛来の一発ネタを捕獲してきた。こんな雨の平日でもどこからか同業諸氏が集う不思議。一匹狼なのか悠々自適なのか、そこは人それぞれやね。
さて京都散歩はもう少しばかり続きますよ。

しばらく森の中を歩くと、まず広場に出る。その片隅にこんなものが。

エジソンといえば電球。の、フィラメントの素材として目をつけたのが、男山の竹だと言われている。ので記念碑。わかりやすい由来。

そんな竹も多く生えている、この山の上にあるのが石清水八幡宮。というか、エジソン記念碑も境内に含まれていた。

こんな感じで参道の途中にいきなり横から出てくる。ふもとの摂社を八幡宮本体だと勘違いした人のエピソードが徒然草にあるけど(教科書に載ってるレベルの著名なパート)、ケーブル経由で参詣する現代人ならまず間違えずに済むね。

伏見が近いこともあって、お酒の奉納もずらり。さっき立ち寄った月桂冠や黄桜も勿論のこと。

せっかくなのでお参り、と歩を進めて、なんか違和感。

…斜めってません?

本殿の真正面に立とうとすると、大幅に参道から逸れる。どうやら社殿の向きが真南らしい。手前の門その他が真南に合ってないのは、土地形状かなにかの都合だろうか。

まあそんなことより、とても綺麗な楼門。重要文化財だし、日本三大八幡宮だし、四方拝もされるそうだし、そりゃ格調も高くなるというもので。

ケーブル駅からの参道は、本殿の周囲をぐるりと一周できる。さっきは西から回ってきたので、戻りは東側を進み、駅のすぐ近くの展望台にも寄ってみた。

おー。伏見も京都市内もそこそこ見える。今回はお気軽装備のため望遠できないが、京都タワーもバッチリ。ただ眺めはよろしいんですが、夏に行く方は虫除け対策をお忘れなく。と、刺された人の反省。

それはさておき、ケーブルでふもとに戻り、さらに京阪で数駅移動。

そして枚方市で乗り換え。もうここまで来たら勢いで支線制覇もやってしまえ、ということである。一時は引っ越し候補予備であった地区や、気になる駅表示などを車窓から眺めるうちに、結構あっさり到着した。

あっさりした終端。通常はこちらのホームばかり使っているようだ。

なわけで、終点の私市で一旦降りて交野線クリア。
で、ですね。これは通常の状態ではない。非常に目立つデコレーションが施されているわけだが、それについては次回。

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