おけいはんの条件
17 Apr 2008
桜しか撮る気なかったんやけどもねぇ。気づいたら必要以上に乗っていた。そして撮っていた。おそるべし条件反射。そんなこんなで、通り抜けツアー当日の電車のまとめ。
造幣局へ行くのに阪急を使ったのは、実は予定外。JR で行くはずが、JR 方面のバスを目の前で逃したため、乗るバスを変えたらそうなった。2路線使えてよかった。乗り継ぎもよく、なんなく梅田へ。
此処のターミナルの奥行き感は本当に大好き。特急が梅田に着く時間ってのがちょうど3線同時発車のタイミングで、最大9本入れるところに7本入ってた。壮観。
桜を観た後、そのまま別の駅へ向かっても良かったのだが、あえてスタート地点の天満橋に戻った。目的は昼食と、もうひとつ。
京阪。に、一度も乗ったことがなかったのを思い出したから。
駅の上にあるシティモールのレストラン街に行ってみたが、今の財布が受け付けるラインナップではなかった。おとなしくスタバでランチ。ツナメルトサンドが予想以上に美味かった。待ってる間、試飲で配られたコーヒーゼリーフラペチーノも美味かった。
食後、博多に備えてちょっとだけ買い物をしてから、川沿いへ抜けてみた。綺麗な建物やな。沿革を知らずとも、できて何年も経ってないのは一目瞭然。
それは案内表示にも言えることだった。文字部分だけストライプのテクスチャが入っているのが、個人的に好み直撃。
帰りは本来往路に使うつもりだったルートを逆に辿って、京橋経由で JR へ抜けることにした。
一部の線路は、工事のため封鎖されていた。期限は約束できないが、グランキューブまで伸ばすつもりらしい。しかし、「橋」な駅が多すぎる件。現時点で既に淀屋橋と天満橋が混乱する人にはつらいな。
準急にふらりと乗って、1駅行けばもう京橋。高架なので、駅の屋根を抜ければ多少明るい。よーし。
というわけで突然撮影会敢行。多分最近通うようになったサイトの影響だと思う。なにぶん突然すぎて、ポイントがよくわからん。が、西行きホームに移って東端へ移動したとき、此処しかないと思った。
何本か見送るうち、明らかに違う形式のがいっぱいいることに気づいたので、種類集めを頑張ってみることに。
色のトーンが、どことなく阪神と通じるものがあるな。同色があるわけじゃないけど、彩度とかそのへんの雰囲気。
帰宅ラッシュ前に帰りたかったので長居できず、コンプは無理だった。だいたい全部で何種類あるか知らんで撮ってるようじゃ、ねぇ。しかも大半がぶれているというひどい仕上がり。電池の大半を桜に費やした後で、きちんと露出やピント合わせる余裕がなかった、というと完全に言い訳だが、それも事実。近々塗装が大幅に変わると聴いたので、個人的な記念にはなるかな。
正直、ネタとしてグランシャトーを背景にしたかっただけかもしれん。だって京橋だし。
階段を下る途中、壁の広告と目が合った。
あれ? あなたはもしや…。
改札手前の大階段の真正面に、彼女はまたいた。
あーやっぱり。あの子がおけいはんだ! 「のる人」てことは、1駅だけ乗ったわたしもおけいはんの仲間に入れてもらっていいんだろうか。やっぱ京都まで行かな駄目か。
それにしても、この広告にも使われている特急はすごい車両だと思った。ダブルデッカーは JR 東で慣れたものの、隣接した「テレビカー」の超レトロ書体と合わせるとインパクトありすぎ。
そんな京阪の駅を出て、真向かいの JR へ。
あまり縁のなかった京橋だが、此処だけは懐かしい。新卒でとある会社を受けた帰り、別の会社の内定が出たという知らせを PHS で受けたのが、この駅前の空間だった。入って1年で見限った会社は現在他社に吸収され、わたしは再就職をめざす。月日は百代の過客。
そして、此処には骨董品…いや、まだまだ現役の彼らが来る。
103と201が、当たり前のように走る環状線。わたしが一番乗っていたあの頃と、何も変わらない。
いつかは皆こんな感じになってゆくのだろうけど、元気なうちは頑張ってほしいなと思った。
この後、東西線経由で帰った。生まれて初めて女性専用車両に乗った。たまたま17時を過ぎて、たまたま並んだ場所がその車両だったせい。両隣は立ち客がいっぱいいるのに、あの着席確率の高さは異常。そりゃ男性陣が不公平感じるわけだわ。そこかよ。
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