門前のにぎわい (1) 電車と看板

昨日は2部にわたって忘年会を満喫しまして、皆様おつかれさまでした。ただちょいと飲み過ぎたようで、本日は2人揃ってスローに過ごしております。
さて、海外ネタやら季節ネタやらですっかりタイミングを逃していたものをちょっとずつ出していくとしよう。まずは10月中旬の都内から。

昼間に別のスポットを満喫した後(その話はまた今度)、改めて出直した先は蒲田。構内の様子は、一部だけちょっと違っていた。

ボリュームある紙花で飾られた灯籠。「献燈」とある。

設置されているのは池上線の終端。カエルくんの到着を見守っている。何故これがここにあるのかは、傍らの大きな看板が語っていた。

池上本門寺の御会式。
本門寺は日蓮宗で、御会式とは宗祖の命日に催される行事。つまり日蓮さんの法事ですね。特に本門寺のものは非常に有名だというので一度観たかった、と旦那さん。それで灯籠が明るくなる夜にわざわざ来た次第。

そういや、蒲田に来ること自体結構久々だ。

東急で複数路線を持つ終端駅も、もうここだけになってしまった。折り返していく光景をはしっこで撮っていると、なんとなく在りし日の渋谷を思い出す。

中でも池上線は混み合っている。そりゃそうだ。大半が御会式目的であろう。

ということで、我々もその混雑の一部となり、池上に移動。

わたしは初降車かもしれない。構内踏切を渡った先、いかにも古くからありそうな上屋が印象的な改札へ向かう。

いかにも建て増しっぽい構内を抜けたところに早速、本門寺の標識。柱の周囲や背後のコンビニは、格好の待ち合わせスポットのようだ。

改札外から、蒲田ゆきホームからの階段や踏切前の様子を鑑賞できる。

どちらのホームからも、電車が着くたびにどっと人が押し寄せる。皆それぞれに御会式を楽しみにしているうきうき感を浮かべた表情。

東急のメイン路線ほどスーパー混雑ではないかもしれないが、この期間に限っては大きく利用者数が押し上げられている模様。階段は毎回降車客で埋まる。

しかし、御会式の本番は13日。この時点ではまだ2日前であり、前夜祭の序の口程度の位置づけになる。きっとピーク時には、臨時改札機の出番が来るのだろう。

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