大駿河の小さな駅 (6) 国道脇の細道

今夜の空港は盛り上がっているようですなぁ。週半ばというのもあり体調いまいちなのもあり、当家は遠くから見守る派。なにはともあれ穏やかな旅立ちになるといいのだが。
さてこちらは淡々と静岡の旅続行中。もうだいぶ終盤。

最後に降りた「途中駅」は、やっぱり細かった。

春日町。もはや駅舎幅が車両と同じくらいしかない。この路線を LRT と看做す場合がある、という話も何ら不思議ではないコンパクト設備。

新静岡寄りに行くと、細い路地沿いに線路が続いている。

電車まるみえのベランダに洗濯物がはためいていたり、昔ながらの小さな店舗が存在感を示していたりと、都電の下町風景と大差ない。

だが、実は当駅付近は静鉄屈指の「都会的シーン」だったりもする。すぐ横を走るのは天下の国道1号線。ずらり信号待ちする車列をよそに、電車はすいすい。

陽も傾いてきた。そろそろ戻るとしよう。

何度観てもホームは細い。中津(阪急)もびっくりの細さ。
混み合う時間帯に備えてか、駅員さんがあらわれた。なお、午後ティー車と国道俯瞰は上写真の奥に見えている歩道橋からの撮影である。

車使わない地元民の皆様には、なんだかんだで便利な路線なのではないだろうか。と、旦那さんの得意技をちょっとまねしてみる。

そんなこんなで新静岡に戻ってきた。

往路はさっさと乗り込んでしまってあまり目が行っていなかったが、2番線の終端で富士山の幟が誇らしげに立てられていた。たまたま今乗ってきたのも富士山。

新静岡以外の駅は基本的に小振りなものばかりだったけど、逆にターミナル駅がこれだけしっかりしているということは、それなりに経営的余裕はあるのかもしれない。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。