名古屋名物紀行 (3) 環と直通

同じ場所へ2回行って初めて気づくこともある。のりかえに不便だと思ってた駅が、エスカレーターの選択次第で楽勝になったり。出入りは正面限定と思ってた建物が、隣接建物直結で涼しく時短だったり。特に後者は初回で知っておきたかった。
さて引き続き先月の日帰り旅、あとはでんしゃ各社のお話。

話を昼食前に戻そう。熱田神宮からの移動は、台湾ラーメンのために今池経由が必須となったことから市営地下鉄を選択。

西門から出て北西角まで歩くと、神宮西駅。

地下鉄における神宮最寄り駅。きっと正月の繁忙期に備えてのことだろう、いかにも臨時改札を開けそうな構造。

まずここの券売機で、ギリギリ元が取れそうな乗車券を入手する。ドニチエコきっぷ。大阪のエンジョイエコカードと同じようなもんで、初乗り料金を考慮すると3回乗り降りすればお得になる計算。

名古屋の地下鉄というと、東山線は確実に乗車歴あり、おそらく鶴舞線もかなり昔に利用しているはず。

今回は名城線、おそらく初利用。国内地下鉄では当路線だけという、厳密な意味での環状運転が行われている(大江戸線は微妙に環状じゃない)。ただし、線路が環状になったのは今世紀に入ってからのことで、当駅を含む区間は我々より年上。路線図の平成っぽさと駅舎の昭和テイストが噛み合ってないのは、多分その歴史的経緯のせい。

1乗車めは、神宮西から栄のりかえで今池。ラーメンを堪能して2乗車め、伏見まで西進、からの大須観音。

車道が広いね(R22)。さすが日本屈指のクルマ社会。地下鉄網が整備されたのも、車が増えて市電が走りにくくなった側面があるようだし。

鶴舞線、なんかこう東西線(東京)っぽさがあるんだよなぁ。たぶん色のせい。あと「壁にラインカラー引いて線幅ぴったりの駅名標を配置」あたりのデザインセンスの近さ。

大きいバージョンは黒ベースで引き締まった印象。

と思ったら、帰りに再びのりかえで使った伏見はモノが異なっていた。

ナンバリング前提の配置だからこっちが新しい方、と推測。帰宅後に確認したらビンゴだった。

昭和を色濃く語り継ぐ縦長タイプまで現役。表示だけでもなかなか味わい深い。

利用者の多い東山線はホームドア導入済で、以前みたいに末端の地上区間にでも行かない限り撮りにくい。鶴舞線でも導入予定は立っているから、撮れるうちに撮っておこう。

いや、今の狙いは君じゃないんだ。名鉄乗り入れ路線だからそりゃそうなるんだが。時間に余裕あったんで、もう1本粘る。

現在3形式走っているうち、中堅世代の 3050 形。あと数年かけて、新車で古参を置き換える動きが進んでいるようだ。

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