相模国ろまんす (1) 朝霧の谷

3連休のうち2日を無為に過ごす羽目になったのは頭痛があまりにひどかったからなのだが、近所に脳神経方面の医者があったので CT とってもらったら異常なし。肩こり起源説が断然濃厚らしい。うーむ。なんとかして姿勢よく座る方法を考えねば。
ということでようやく更新再開、11月の話から。年末に書いてた私鉄特急の続編みたいなものを。

朝7時半。我々はとある山の中腹にいた。眼下に望むは田畑と住宅、その間を線路が走る。

えっ、私鉄ちゃうんかいって? いやまぁ、JR の駅やし。

ここは御殿場線、谷峨駅を見下ろせる小さな山。駅まで行かないとトイレもないような環境、というのはさておき。道の片隅でコーヒーを淹れて、山間部ゆえに冷える身体を温める。

関東地方のつもりで来ているので、東海車ばかりで変な気分になったりもする。

それにしても 313 ばかり…と思っていたら、211 登場。こうして観ると、この遠距離からでもオレンジの帯の色味が随分と違うものだ。本当に色が違うのか、経年で褪せたのか、緑を添えてあるから目立つのか、はてさて。

暇なので「なんちゃって7両編成」にして遊んでみたり。短編成ばっかりならもうちっと寄せときゃ済むんだが、本命が長物だから仕方ない。

張り込み開始から1時間。本物の7両編成が続々と谷峨にやってくる。

ふぅ、やっと本題に入れた。こんな山奥まで来たのは、無論あさぎり狙い。しかも2本。

停車して通過を待つ RSE。そこへ、待たせたな!とばかりに(定時で)現れる 371。青色系統といっても随分違う帯の色。でも並べてみれば、やっぱりどこか似た者どうし。

こちらから観た限りでも、駅ホームには同業さんっぽい人影が複数見受けられた。うちらも彼らも、371 引退と言われて駆けつけたはずが両方一緒に消えるとは思ってもいなかったであろう頃。
俯瞰で風景的に撮ろうとしたこともあって、珍しく三脚&リモコンの出番が来た朝であった。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。