東の方からまわってまわって

買い物しようと出かけた道すがら、気になる立て看板が目に入った。少し先の日付と催事の名前しか読みきれず、帰宅後に改めて調査。どうやら、いつものお店へ車で行くのはやめた方がよさそうだ。タイムリーな催事でもあり、きっと賑わうだろうし。
さて今回は2月上旬、思いつきで乗り鉄したお話。先週のダイヤ改正にちなんだ話ともいう。

昼前の梅田から大和路快速に揺られて、着いたところはこんな場所。

久宝寺。初めて来たわ。だいたい奈良行く時は近鉄利用が圧倒的やし。まずここで降りる用事がない。

駅前は結構現代的に整備されている。かつて操車場があったところを大幅に再開発したようだ。

何故わざわざここまで来たかといえば、アレのため。

おおさか東線。全線開業して数年、まだ一度も乗ったことがない。今日はこちらに全部乗ってみようかと。

2面4線の内側2線が使われている。折り返しの際はいったん奈良側に引き上げて戻ってくる方式で、我々が乗ったのはコレではなく先に引き上げていたほうの編成。

当路線の 201、このたびのダイヤ改正で全部 221 に置き換わって姿を消したそうで。期せずして乗り納めを果たしていたことになる。古いものを大事に使うことには定評のある西とはいえ、さすがにこの世代もそろそろ完全引退が近そうだ。

なんせ沿線に何があるかもさっぱりわからん。窓に張りついて、ひたすら車窓を眺めて進む。

ひときわ印象的だったのが、交わる路線の多さ。たかだか所要30分程度の乗車中、自社も他社も様々に、廃線跡まで入れると10ヶ所以上(さらに車内から把握できない地下鉄も複数)。都心迂回タイプの路線ならではの特徴。

街の景色も少しずつ異なる。大阪市だったりギリギリ市外だったりする住宅地もあれば、

東大阪に多いと言われている町工場らしき建物が密集するエリアもあり、

昔ながらのごちゃっとした区割りで一戸建てがひしめく背後に公団がそびえていたりもする。

新興路線らしい特徴は駅名にも出ている。

新大阪と久宝寺を含めて14ある駅のうち、実に5駅が「JR」を冠する。ひらがなが長い。

そんなこんなで、向こうに大都会のシルエットが見えてきたらそろそろ終点。

南吹田らへんでぐるりと U ターンを決め、最後は東海道に合わさって新大阪へ。

降りたらもう LED は折り返し準備を終えていた。あっという間だったけど、お世話になりました。

なお、当家の都合がいい方向で乗ったため、実際は新大阪のほうが起点。大回り乗車(大阪→大和路線→東線→新大阪)でお財布にもやさしい1日であった。

余談だが、今回の乗り通しをきっかけに、以前から気になっていた別の課題を片づけた。

数年前に使い始めた乗りつぶし帳、最近の新駅や新線が記録できなくて不便になってきたので、思い切って買い替え。その結果、これまで塗った経路を全部塗り直すという修行が翌日発生するわけだが、それはそれとして。

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