TOKYO ただいま再生中 (3) 表参道の歴史
6 Feb 2017
先週の課題は概ねクリア。したところで、新たにこれまで寝かされていた課題が浮上してくるのが大型案件の常。今週の課題が決まったよ。技術云々というよりもっと地味で泥くさい、でもかなり大事な話。地道にがんばろう。
さて引き続き年末の都内から、早速ちょっと寄り道。
原宿である。
都内でも屈指の「古い駅舎」だが、近いうちにバリアフリーと通路拡張を兼ねた新駅舎建設が予定されている。こっちの今後の動向はまだわからんけど、ともあれ今のうちに現状を記録しておこう。
改めて近づいて細部も観察する。
駅の名を冠した看板の裏に、さりげなくステンドグラス。
壁にもおそろいのパターン。窓の形状とも歩調が合わせられていて、派手ではないものの均整のとれた落ち着いた雰囲気を演出している。
それにつけても、利用者の多いこと多いこと。ごった返す改札前を観ていれば、この瀟洒な建物も実用面では限界を超えているのがわかる。浜寺みたいに綺麗に残してもらえればハッピーだろうけど、どうなることやら。
時間はたっぷりある。表参道の駅まで、ぶらぶら散歩することに。
名前からして、きっと50年前のモダンな建物。これもまた時代の足跡。
あふれ返る人波と、不思議な形状の商業施設。どこか香港を観ているようでもあった。香港が東京化しているのか、それとも世界中で大都市が皆この方向へ進んでいるのか。
せっかくなので、もうひとつこの界隈の名物を観ていく。
表参道ヒルズ。存在は以前から知っていたけれど、このエリアになかなか足を運ぶことがなく。これが初訪問。
地形を活かした形状の建物。館内も起伏に富んでおり、なんだか冒険しているような気分。よく言えばわくわく感、悪く言えば店探しが大変。
そんなヒルズには、意外にも「本来の姿」がごくわずかながら残されていた。
かつてここにあった同潤会アパート。南端の2区画のみ、当時のままの外観を保った形を観ることができる。
中はバッチリ耐震補強なりリノベなりしているにしても、外から眺める限りはかつての風情が漂う。
新しい建物にちょっとだけくっついた、昭和の香り。まるでアート作品のようでもあるね。しばらく眺めた後、駅に潜ってまた移動を再開する。
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