東京砂漠の水無月 (3) 線路の無い駅・2

五島からの干物一式、順調においしくいただいております。かます&鯵みりんが本日で終了。残る3種のうち、きびなごは天ぷら、1枚モノのするめはいか焼き(関西風)を検討中。多分食べ終わる前に別の自治体から牛が来ると思う。
では先週の上京ネタ、ここから2日めのお話。

飲んで食べて和気藹々と雑談に興じた、翌朝。もともと別の撮影を予定していたが、それだけではちょっと時間が余りそう。それより、昨日のバスタが予想以上に楽しかったにもかかわらず途中撤収で、このまま半年以上先送りでは消化不良にもほどがある。よし、もっかい行こう。

というわけで宵越しの2周目と相成った。改めて、4階まで上がってきたバスがひょっこり顔を出す入場通路を観察。4階といってもフロア毎の高さもそこそこあるので、タイムズスクエアが低くなったような錯覚を受ける。

ここからぐるりと回って所定のエリアまで進む。複数台まとめて坂を登ってくるシーンも幾度かあり、さっさと登るためか優先レーンはこの入場側となっている。

一方、A エリア以外からの出発組は内側のロータリーを経由する。ちょうど C エリアから京王がまとめて動き出した。

「止まれ」の文字が一般道と変わらぬ仕様なのは、ここも広義で国道20号線に含まれるからだろう。バス停が立体的に作ってあるだけ、てな感じの解釈らしい。

ぐるーんと大きく180度ターンしてからの、すぐ下り坂。当然ながら、傾斜は車底を擦らない程度に抑えられている。

と、概ねこのような「e」字状の構造。なお、人間の通路としては車道を一切渡ることなく1周できる。これはグランドレベルのロータリーでは実現が難しい話で、ビルとして作ったことによる大きな利点のひとつかと。

せっかくなので、上層階にも行ってみることにした。

特に見所のなさそうな5階は飛ばして、6階は緑に囲まれた庭というかウッドデッキ的な空間。さらに7階もある。

7階の片隅からは、バスタと副都心のビル群をセットで鑑賞できる。絵に描いたような新宿の景色に、突如として現れた空中ターミナル。この組み合わせ、なんだかちょっとおもしろい。

7階本来の用途はレンタル畑。早速農作業にいそしむ人の姿もちらほら。屋上緑化と副収入(レンタル料)確保を兼ねるとは、よく考えたもんだ。

なお余談だが、線路直上というロケーションは鉄ヲタにもうれしい。

4階なら山手・総武あたりがおすすめ。ガラス越しじゃない立ち位置だと高島屋抜きになると思う。

6階はちょっとやりづらいが一応こんな感じで。タイムズスクエア前の橋からとはまた全然違う景色が楽しめるようになった。

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