東京砂漠の水無月 (2) 線路の無い駅・1
8 Jun 2016
ちょい前に旦那さんが会社から持ち帰った、ストレッチやエクササイズが載った紙。少しだけでも生活に取り入れようと腹筋だけ始めてみたものの、なかなか回数こなせず。地道に続けて増やしていければいいんだが、はてさて。
では週末の首都圏から、結果として撮影に最も長い時間を割いた場所のお話。
新宿の南口を、テレビ以外でこの角度から観るのは初めて。長かったなぁ、工事。
甲州街道沿い、かつて新南口があった辺りに、線路の直上にふたをする形で完成した建物。主にオフィスとなるミライナタワー、ルミネ系の商業施設・ニュウマン、そしてバスとタクシーの乗り場。バスとタクシーが来るバスターミナル、てことで、わりと直球な「バスタ新宿」という愛称がつけられた。
まず4階のカウンターエリアへ。
金曜夕方ということもあってか、そこそこ賑わっている。
インフォメーションに近い一角では、自動券売機が並ぶ。なんかまるで鉄道の駅のようだ。
その隣には発券カウンター。こっちは空港のチェックインそっくりな雰囲気。そして頭上に並ぶ、膨大な数のバス便表示。あとで調べたら1日最大1600便はこなすらしく、コレでもごくごく一部にすぎない。
乗り場は4つのエリアに分けられており、カウンターと同じ空間に B エリアが共存(※上写真のみ翌日撮影)。一部例外はあれど、主に静岡や山梨など比較的近県への便が使っているようだ。
せっかくなので、乗り場をたどってぐるり1周。
信州方面中心の C エリアは、すでに乗車待ちの人が大勢。新宿から松本ってあずさともろ被ってるわけだが、特急もバスもそれぞれニーズがあるのだろう。
この後も夜にかけてコンスタントに出発便がある。よく観ると、行き先より事業者の方がバリエーションが多い。新宿中あっちこっちに点在していた高速バス乗り場を1ヶ所にまとめることこそバスタの建設目的だから、複数社が一堂に会するこの状態は、まさに目的が果たされていると言えよう。
さらに回り込んで D エリアへ。頭上には名阪から中四国に九州まで遠方の地名が並ぶ。
横断禁止(そりゃそうだ)の対岸には、北関東や空港アクセスが中心の A エリアの末端。ホームの段差は斜めにつけられており、各乗り場にすっぽりバスがはまる形。
そのホームの背後から、これからお客を乗せるべく空車のバスがやってくる。
どこから来てどう出ていくのか、そこまでしっかり観察したいところだったが、残念ながら時間切れ。悪酔い防止に駅ナカでおやつを頬張って、有楽町での飲み会へと向かったのであった。
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