美しきノスタルジー (4) なつかしむ銀幕

先月忙しくて延び延びになっていた分、ようやく髪を切る。こっち来てずっと(初来店から1年弱)同じ店に通ってるんで、複数のスタッフさんに覚えられた模様。技術的に不満はないし、好みとか説明の手間が省けるのは楽ですわ。
なわけで連休後半、津山日帰り旅ラスト。

津山駅構内に掲示してあった写真からヒントを得て、比較的近場の駅を訪れてみる。この界隈には古い駅舎が点在しているようだが、その中でも著名と思われるもの。

美作滝尾駅。戦前からの建物ということもあって登録有形文化財。最初に存在を知ったのは中井さんの番組だったかな。

本体とマッチした味のある駅名看板やなと思ったら、どうもあの有名な映画ロケの際に作ったものっぽい。駅構内の解説ではそう読めた。

入口横にそっと佇む記念碑に「男はつらいよ」の文字。最終作「寅次郎紅の花」の冒頭で使われたそうだ。公開直前まで住んでいた神戸もロケ地だったので映画館で観たはずなのだが、そこは見落としたのか記憶にない。

ともあれ、ロケから20年後も変わらず残っているのは素晴らしい。ではちょっと室内も失礼しまーす。

運賃案内以外はほぼ昭和で時が止まっている。長押にはロケ当時の写真がずらり。そりゃ寅さん来たら地元民こぞって見物大会になるわなぁ。

窓越しに事務室も覗いてみた。国鉄だの90年代だのを思わせる物が多数転がっている割にすっきり綺麗なのは、時々地元の方がやってきておそうじしているからか。

かつては人が立ったこともあるだろう、木製のラッチはどこで見かけても独特の旅情が湧く。

駅舎のすぐ近くには、貨物便があった頃の名残も。

ラッチ越しに見えた、田んぼの方へ行ってみた。1日に数往復といかにもローカルらしい閑散路線だが、幸いにして10分少々で1本到着がありそうだったので待機。

だいぶ遠くに前照灯が見えた後、のんびりとシルバーの1両が接近。

山と麦畑に挟まれ、大木に見守られて、エンジンの音だけが響く。

我々と同時に駅舎を熱心に撮っていた人が乗り込んで、ゆっくり発車。
なお余談だが、当駅に向けて移動中、線路脇に「25」の標識を発見。いわゆる必殺徐行が、因美線の岡山サイドにはよくあるらしい。そりゃ全体的にゆっくりになるのも致し方ないっすね。
と、そんなわけで日帰り津山は終了。高速をうまく使えば、意外と広い範囲に行って帰ってこれるもんやね。

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