羽越、雨のち晴れ。(6) かわりゆく蒼

青いとこでは逐一報告してましたが、祖父が亡くなったので小倉に連泊しております。儀式的な部分は今日までにきっちり終わって、あとは両親が片付けるってことで、わたしの出番は終了。明日のひこーきが夕方便しか取れんかったので、てきとうに遊んで帰りますわ。
てことで一段落ついたので日本海攻略編再開、ここから2日目。

翌朝。我々は酒田からもっと北へと歩を進めていた。

一夜明けてもお天気いまいち。早速やってきた貨物も、機関車の直後がからっぽでちょっと残念。

さらに進んで県境を越え、この旅における最北到達地点へ。つまり、そこに立ったことにより秋田県訪問達成。いや、ほんとにはしっこだったんで、もっと北はまたいつかね。

沿岸で田園の合間を縫う線路。今日も荒れる日本海を横目に、フレッシュいなほが行く。

近隣の駅で離合した各停も行く。
背後に信号があり、おおよその挙動は事前に察することができる。しかし雨も断続的で、降るときはどばっと来る。車内で待機、傘さして待機、信号変わったら傘置いて構える、といったフローを繰り返す。

ん? なんだこのクラシカルな臨時。どうやら山形 DC に関係するものだったっぽい。

線路の奥が S 字だったので、最後に貨物を押さえる。ながーい編成でカーブを堪能。

山形側に戻り、道の駅で昼食。そこから少し北へ戻ってカメラを手にしたら、思わぬものに遭遇した。

お座敷列車「ふるさと」。これまた DC による臨時であった。キャンペーン初日ということで、随分といろんな列車が走り回っていたようで。

ランチ中に天気は急速回復し、気づけば空はほんのり水色。そして日本海は、遠ざかるにつれて帯状に美しい色を発している。そんなひとときが観れただけでも、来た甲斐はあっただろうか。

実はここ、朝いちに荷の少ない貨物を撮った場所の至近距離。車1台がやっとの急坂を下れば、さっきの場所。わりと有名地みたいで、先人が開拓した跡もちらほら。

さっきと視点を変えて、もう1本貨物を撮ろうと待つ。

だが、フレッシュが行った後、旦那さんがダイヤを再確認してふと気づく。この後の貨物、今日走っとらんわ…。そうと判れば潔く撤退。家をめざすことにした。

威勢良く回る風車たちに手を振って、車は南へ。

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