続・それらは西にある (1) 思い出の山麓

7月3連休の中日は、初日の屋外活動の疲れを癒すことに終始した。だが、外を観れば素晴らしい青空。あぁ、もったいない。明日も晴れたら出かけよう。
果たして最終日もよく晴れた。翌日に引きずらない程度にしようと、午後からゆっくりと出かける。

撮る場所は駅限定と決めていたが、どの駅かは気分とコンディションで決めよう。

ふらりと降りた、さくら夙川(すぐやんけ)。

もくもくの雲と一緒に快速を迎え撃ってみたけど、言われるまでもなく見事な逆光。顔が白いからまだましか。順光側で撮ればいいのにと言われそうだが、ただのビルより六甲山系の方が夏っぽくてええやんという理由。

西行きの電車に乗って、次に降りたのは六甲道。前にちょっと書いたかな、大学にいた頃一番お世話になった駅。確かここは各停レベルの長さなら入るはず。夏なら午後遅めの順光が期待できるし。
上りホームの日陰で待つことしばし。電光掲示の快速発車時刻を確かめ、帽子をかぶって日なたに出る。

この瞬間の爽快感は、在来撮りでは久しぶりに味わったような気がした。

実を言うと、221系がアーバン圏内の最重要課題だった。
学生時代には新快速として堂々の活躍を見せていたこの名車も、近年は物理的に劣化が進んでいる。車内 LED のバグなんぞ日常茶飯事。加えて225系投入が確実となった以上、いずれは東海道から押し出される。せめて「快速」としての姿を早めに残しておきたいと、前々から思っていたのだよ。
久々の真面目な編成撮りで、へんな結果にならなくて良かった。

しかし天気いいなー。せっかくなので、まとめて確保。

オレンジの2本線が「221系性能」の目印と覚えたら見分けが楽になった。

最近321系の音も悪くないなと思う。

諸事情により不遇の車両だが、音的にはやっぱり1000番台が好き。みー(磁励音)。

非鉄の人さえ引き寄せる前面展望も、223系が最後になるのかな。

いずれ、207と221が消え、223は快速オンリーに降格、となるのだろう。国鉄世代の湘南色が消えて以来の過渡期が、今来ようとしているのかもしれないね。

というわけで、8両以内ならなんとかなることがわかった六甲道であった。

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