実録・おひとり様物語 追跡編 (2) あの場所へ向かって

風呂の前にもう1本。いつものことだが、前振り長くてすんません。でも明日早起き必須なので、あと1本行けるか微妙。がんばる。


というわけで、静岡駅である。

コンコース。予想外のでかさと立派さ。県庁所在地故か。

で、駅改札の向かいにはアスティという商業施設が。此処にテイクアウト向きの店がいくつかあるので、テーブルなしで食べられるものを買ってこねば。

あった。ちょっと奥に入ったこの店で、クロワッサンのサンドセット。だけじゃ足りない気がしたので、素のクロワッサンをもうひとつ。
昼時で並んだせいか、買い終わったらもうホームへ上がった方がいい時間になっていた。


ちょうど、乗る電車が着いたところだった。313系か。多分、初めてだ。
…あれ? さっき最後尾側の車内観た時と椅子が違うぞ。それが、後ろに211系を繋いでいたためだと知ったのは降車後のこと。
なんとなく癖で先頭付近に乗る。と、展望席(って言うな)におっさんが2人ほど張り付いていた。なんか運転席背後の窓でかいしなぁ、これ。その理由に気づいたのは走行中だった。

ふじさーん!

はるばる静岡まで来たのは、4割くらいは富士山のためだ。もうおわかりですね、あと6割が何なのか。
その目的地へ連れて行ってくれるのは、こちら。

吉原で乗り換える、岳南鉄道。この規模のせいもあり、つい癖で三セクかと思ってしまったが、全然そんなことはない。ただ、一番驚いたのは車両ではなく。


厚紙にくっきり立体的に切り取られた鋏の跡。うわー。21世紀になって、よもや再びこういう硬いきっぷに会えるとはー!

しかもこの運賃箱。見事な昭和モード。

そんな電車で、富士山を時折車窓に眺めながら、なぜか工場や倉庫のような建物ばかりが並ぶ地域をがたごと進む。途中、朽ち果てかけた車両をいくつか目にした。あの塗装の剥げっぷりは、わたらせの足尾に転がってたのと同じくらいの惨状だった気がする。

ローカル線好きとしては終点まで乗りたい気もしたが、残念ながら今回それをやるのは少し危険なので見送り。要領が判ったら、またいつか。

終点の2個前、須津で下車。ちっちゃい駅やなー。だってこんなんよ。

駅舎も何もなし。ま、ホームが島式なだけまだ大きい方っぽいが。片面ホームの無人駅がごろごろしてたからね。
此処から第1目的地へ向かう。えぇ、次がやっと本題っす。

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