Report – THE MUSIC OF NOTE「TM NETWORK YONMARU RADIO」@ FM COCOLO / 2024.03.01-29
31 Mar 2024
月替わりでいろんなアーティストが担当する番組が COCOLO にあるのは以前から知ってたんすよ。なんか大御所率が高くて、こういう枠に呼ばれるのええなーって思ってた。で、いざ TM がこの枠で1ヶ月やるってわかった時はえらい驚いたけど、同時にここが「周年記念枠」という基本設定も入ってきて納得。そりゃ順番回ってくるなら今年やわ。
てことで、全回終わったので簡易まとめ置いときますね。
(※上画像は番組公式ブログから引用)
ざっくり内容
近年何度か復刻されてる SF ROCK STATION は全編ほぼフリートークに等しいのが持ち味。対して今回は J-POP 系番組を担当されてる加藤美樹さんが進行役に入り、毎週2つのコーナーを設けてテーマに沿ったネタ振りがされるという構成。40年間の全期にまんべんなくスポットを当てるにはその方がやりやすいわな。
枠組みとしてはだいたい毎週以下のような感じ。
- オープニング:たぶんここが一番ぐだぐだ
- Diggin’ It!:年代別にアルバム振り返り
- TIMEMACHINE PLAYLIST:年代別に御三方が選んだ曲を流す
- エンディング:実質アリーナツアー告知枠(もちろん関西なので城ホール推し)
アルバム回顧はお題によって全然テンションが違うんで笑ってしまった。随所に戸惑いが漂う第2回は EL における自分の関わり度合をほぼ忘れてるウツ、対して第3回では Quit 組曲に対して MTR 組曲を引き合いに出しつつ後者は「まねっこ」と言い、もっと別の名盤の話がしたいとこぼす先生。地味にぶっちゃけがすごい。第4・5回でもレコーディングの苦労話に花が咲いていた。
後半のセレクションは、第3回までは他アーティストの曲限定。納得感ある分と意外なものが半々。COCOLO で嵐がかかるのは想定外でしたわ。第4回以降は実質的にアルバム回顧の延長戦となり、さらに後半でリスナーからの質問に答えるコーナーが増設。全5回という尺を考えて前半は変化球混ぜてたんやろな。
ちなみに番組公式ブログが驚異的に整ってまして、収録時の写真(おそらく1〜3回と4・5回の2日分)はもちろん、全体の流れだけでなくオンエア曲からトークのハイライトまで完璧にまとめてくださっていたので、もはや一般ファンが毎週レポる必要すらないレベル。ただし、番組とサイトの特性上 TM 担当月に絞って後々読み直すのが困難なので、早めに保存推奨。自分は pdf 化しました。
スタッフさんのツボ理解度は BGM 選曲にもうかがえて、冒頭タイトルコールに Channel’93 Part2(厳密には次曲頭まで)を持ってきた時点で「こ、これは信頼できる制作陣…!」て初回リアタイ時になってた。CM 入り明けジングルも諸々イントロやし、はうくら ED で締めるのもナイス。
※4/2追記:トーク中の BGM も意地で解読(?)につき、使用曲一覧としてまとめ直し。
- ジングル:
- Just One Victory 2014
Self Control 2014
君がいてよかった
RESISTANCE (TK Remix) - トーク BGM:
- Just One Victory 2014(オープニング固定)
WE LOVE THE EARTH
Nuworld
10 Years After
End Theme Of How Do You Crash It?(エンディング固定)
番宣
パーソナリティが月替わりという特性上、番宣 CM は必ず作られる。これも番組の一部と解釈して捕捉に努めたが、ようやく聴けたのは第4回当日夕方。ほんとはもうちょっと頻度あったと思うんだけど、朝から晩まで完全に追えてるわけではなかったんで。
内容としては20秒程度のボリュームで3人バランスよく概要しゃべって終わり。ただし最後の最後、先生の「お楽しみにー」を追っかけてウツが「に」だけ足してて笑った。
新録音版最速解禁
4/21リリースの「40+」に収録される、げわい新録バージョン「Get Wild Continual」。最終回にてお披露目となった。COCOLO が初出しの場に再び選ばれたのは、昨年の DEVOTION 収録曲で解禁祭り開催した際のレスポンスがよかったのかもしれん。
間奏などからは’89・’14等のエッセンスも感じるし、「全部新録してほしいけど肝の部分は原曲残しで」とかいうオーダーの難易度を踏まえて聴くとより味わい深い。そして「当時と同じようにでもちょっと変えて叩いて」と言われて叩ける山木さんの腕前。
おまけ:同局の他番組
第3回の翌日(3/16)、週替わり企画枠番組「Whole Earth RADIO」にて90年代の先生作品を中心とした「TK RESPECT」という回も放送されていた。以前にビルボード公演絡みでインタビュー担当されてた加美幸伸さんの進行。DJ KOO のコメントを随所に挟みつつ基本的に TRF 多めの選曲。一方で90年代と言いつつマイレボ混ぜてきたり PANDORA までワープしたり。びーだわんは何度聴いても名曲。そして最終的には当番組の告知もちゃっかりと交えつつ、同一企画でまたやりたそうな加美さんであった。
さらに最終回にて、加藤さんの持ち番組「SUPER J-HITS RADIO」にも後日(4/21)3人でがっつりゲスト出演することも判明。つくづく COCOLO の先生系厚遇を感じる昨今であります。今後とも何卒よろしくお願いしたく。
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