Review – 劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ / 2019.02.16

「映画館の大音響で Get Wild が聴きたい」その一心で公開2週目に観てきたよ。げわい大好き旦那さんも一緒に。しかし最後の TV スペシャルから20年、劇場版に至ってはもうすぐ30年という大ブランクからの完全新作ってすごいよね。なお、ストーリー面のネタバレは極力回避しておりますが(バラしてもそんなに支障はないものの)、楽曲はバレなしで観た方が感慨深さ抜群なので未見の方はご注意を。

もくじ

ぼちぼち好調な客足

大阪市内や北摂でもあちこちで上映してる中、買い物にも便利な梅田の TOHO を鑑賞場所に選択。土曜の正午またぎという時間帯で客席半数以上は埋まってた印象だったんで、前日にオンラインで座席押さえておいてよかった。当たり前だが観客の大半げわい世代。

そして入場の際にもれなく渡されたトレカ(裏は青い柄で統一)。週替わりらしく、封切り初週はまた違う形状のカードだった模様。トレカコンプに通う猛者もいるのだろうか。

バンバン出てくる歴代 TV 版ソングの数々

事前告知されていた「エンディング=げわい」だけかと思ってたらとんでもない。アバンタイトルの時点で PSY・S 使ってきたんでもしやと思ったら、劇中そこらじゅうで出るわ出るわ。
TM 関係以外で速攻判別できたのは他に2曲くらいなんだけど、あとで確認したところ使用されたのはすべて TV 版「3」までの主題歌か挿入歌。どう考えても直撃世代に向けた総集編としてやってますわこれ。公式 CD「VOCAL COLLECTION」が劇中曲順ズバリで全曲押さえてあるんで、観終わったその場でポチる人の気持ちもよくわかる。

で、わたくし的にはやっぱり TM 関係が出ると全力で食いつくのが仕様です。
先生が歌い出したときは、シーンのコミカルさと内心の感慨とがぶつかり合って頭の中がたいへん忙しかった。Still は2回使われてたが(もう1回はげわいの後エンドロール延長戦で)、劇中ではさすがに状況と歌詞が合わなさすぎるんで間奏に絞って正解かと。
そして満を持してのげわい。もちろんラストシーンにかぶせて入り、エンドロールの下で歌詞字幕。あえて TV 版フォーマットを意識したに違いない、と旦那さん談。

「現代の」新宿にしれっと溶け込むスポンサーの皆様

アニメでは特定の商標を出さないのが通例だが、今作の場合、ルミネや JR ロゴがそのまんま出てくるのは序の口。スマホ画面が映ればモンスト始めるし、家に帰って一杯やるのはプレモル。薄く広くいろんな企業が出資したのだろう。て、そういや公開前げわい PV 使ったモンストコラボ CM やってたね。爆笑しつつ合成技術の高さに時代の進歩を感じた。
と、小道具でもわかるように舞台は完全に現在、しかも実際の新宿に限りなく忠実。新宿駅も大改造を終えた今の姿で、バスタもペンギン広場もある。特にバスタ訪問済だと状況把握が捗る場面も。首都圏民なら新宿の劇場で観るのがベスト。
なお、ちょっと前に銃撃事件があったゴジラ界隈も序盤で登場。こればっかりは間が悪いとしか言いようがない。

というわけで

観に行った甲斐は大いにありました。同志の皆様にも是非行っていただきたい。SUNNY の時も言ったけど、今のこの状況下で映画館のスピーカーから先生作品を鑑賞できるだけでお得。
そして物語は安定の「いつものやつ」。仲間とのやりとり、敵との対峙、美女とハンマー。もはや様式美。そこに多分げわいも含まれるだろうことも、ファンとしてはうれしい限り。

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