Report – 小室哲哉 PIANO BIOGRAPHY feat. 坂本美雨 2016 @ 太閤園 / 2016.12.25

これが年内最終更新となる見込み。皆様今年もお世話になりました。
てことで例によって長文投下。2年連続クリスマス当日という、家族持ちにはやや微妙な日程だけがアレだが、催し自体は満足度高く。お見送り(握手)なかったのだけがちょっと惜しい。来年もやりそうな気配が MC から漂っていたんで、できればもうちょっと日付をなんとかしていただければ幸いに存じます。

もくじ

Overview

あ、もうひとつ微妙な点があった。最寄り駅が大阪城北詰。自分は福知山線の駅が意外と近かったからいいようなものの、遠征組にはお世辞にも行きやすいとは言い難いよな。

ただ由緒ある施設なのは確かなようで、更衣室の案内などで話した中の人の応対はとてもしっかりしていた。

会場は3階のダイヤモンドホール。今回も客層男女比は 1:2 前後、バッチリ盛装からジーンズ姿まで、ご老人から子連れまで幅広く。

日航大阪(15年)台場(14年 TM)の細長い形状から一転、至って典型的な縦横比に20卓。

そして前回並みに若番の卓。同卓のおねえさん曰く「発売直後にポチっておけば真正面卓だったのでは」説もあるが、結果としてはほぼ遮るものなく先生の表情も手元も見える位置だったので無問題。あとやっぱり台場の食器配置は無茶しすぎ。これくらいが普通。

ステージセッティングは昨年分にボーカルエリアを足したくらいのシンプル構成。今年も鍵盤上部に Piano Bar 装備。
なお BGM は開場時から、過去のプロデュース作を数曲ループ。trf、安室、H Jungle、globe、hitomi だったかな。

Dinner

18:30 から提供開始。なお着席早々にファーストドリンクをいただいております。

  • サーモンと野菜のテリーヌ 根菜のラペとアネットのヴィネグレット
  • 茸のスープ カプチーノ仕立て
  • 舌平目のクッションとオマール海老のメダイヨン ソースベルモット
  • 牛フィレ肉のポワレ ドフィノワーズポテト添え トリュフのソース
  • ベリーのムースと赤い実のコンポート バシュラン飾り “聖夜の輝き”

地味に食べにくい前菜が終わったあたりで他の方から話しかけていただいた。その後開演直前まで「先生ボーカルはありかなしか」「作品と人格(と犯罪)は分けて考える」「美雨ちゃんと沙也加は稀有な成功例」「著作権肖像権に疎い芸能人はあかん」など大いに盛り上がる。

Live

開演 2004、終演 2137。定刻 2000-2120 なのでちょい押しやね。多分定刻ではトークタイムをカウントしてない。のりしろ無しは健在か。

01. Piano Solo : ジングルベル〜Feel Like dance
先生ひとりで登場、しっとりめにインストで。

* MC.
まず最初に「今年最後の日曜日、僕と一緒に過ごしてくれてありがとう」。そして今年もギターの葛 G と、「みなさんの心の声を代弁してくれる」美雨ちゃん登場。

02. Can’t Stop Fallin’ in Love
マークのパートはすっとばすかと思いきや美雨ちゃんがこなした。

* MC.
乾燥するからと水を飲む。「僕たちばっかり飲んでかわいそう」に見えた名古屋、「お酒が入っていい感じ」の長野公演等、大阪までに回ってきた各地にも触れる。序盤故にテンション抑え目の客席に対しては「フリー(ドリンク)ですよ〜」。でも昨今は強制的に飲め飲めとは言えない。そしてステージ上から客席に飲みを強制する行為が「ステージハラスメント」と命名される。

03. I’m proud
元歌の人が先日 TV で AAA の人と一緒に歌ってたらしいが(FNS か?)先生は観ていない。自分も観ていない。

04. LOVE IS ALL MUSIC
美雨ちゃんがハーモニカ兼業。終盤の転調では別個体に持ち替える技も。しかしこの2曲、彼女が歌うとなんかこうピュアというか邪念が浄化されるというか…。

* MC.
1年間でいろいろとピアノを弾く機会が。この形態(BIOGRAPHY)を1週間で4公演やったが、だんだんうまくなった頃に終わる。それは TM で20回だの40回だの行ってた頃も同じ。ツアー序盤はトーク過多でぐだぐだ(それがおもしろいという人も)、自信が出来てくると喋りが少なくなる。
なお初回の青森公演ではトークだけで40分経過。美雨ちゃん曰く「木根さんみたい(3時間中2時間40分がトーク?)」まあエンタメとしてはそれもアリ。
(できてない分を)トークでカバーしちゃえという気持ちがどこかにある。これは1つの「はかり」にしていい。とか言うから「今後自分の首も絞めちゃうのでは?」と美雨ちゃんに心配される。

05. a song is born
「最後に1位を取った曲」。9.11 に対する気持ちを形にしたいという切迫感があり、生まれるまで大変だったという。

06. CAN YOU CELEBRATE?
最初のソファソラソー♪を「ぽろっと弾けばわかる。これがヒット曲なんだなぁと」。終盤にかけてのピアノには特に力がこもっているように感じられた。

* MC.
当会場の主な用途はおそらく結婚式、ということで。美雨ちゃん「ここで式を挙げた人もいるかも」先生「18年前に『すごい近い人』が挙げた」。でもさすがに銀婚式はこんなとこで盛大にやらんと思うよ。

07. 永遠と名づけてデイドリーム
先生ボーカル曲だけどメインボーカルは美雨ちゃんで。先生はサビだけハモってた。

* MC.
あとちょっとでクリスマスも終わり。また来年(のクリスマス)にならないとこの雰囲気は味わえない。(年中行事が)1年に1回というのは大事なことで、2016 年のクリスマスはどうしてたか、何か(思い出や記憶が)あった方がいい。
と語る先生だが、自分は「サンタ側」のためほとんど覚えていない。美雨ちゃんも「20代まるまるそんな感じ」。一方の葛 G「イベント男なんで覚えてるよ。(先生に)去年のこと覚えてる?一緒にいたんだよ?」
なお先生、去年は終演後に知人の店に出向き、そこでもピアノを弾いていた。美雨ちゃんによると「プライベートでもタイミングさえ合えば惜しみなく弾く」らしい。「(そういうのは)TM 時代から」と葛 G からも補足。
そして「今年は忘れない」という先生に対し葛 G は「(覚えてるか)来年聞こうかな」とビビらせるのであった。

08. DREAMS OF CHRISTMAS
「3曲くらいある」という TM のクリスマスソングからコレ。先頭にきよしこの夜、終端にジングルベル入り。
もともと大勢で歌ってる曲なので、ここでも3人で歌唱。先生が若干「埋まって」いたのは仕様です。最終的には美雨ちゃんが客席にも振ってみんなでサビを歌う。

09. STILL LOVE HER
美雨ちゃんが手拍子を促してきたところで本編ラストと確信。あのボリュームたっぷりの間奏のハーモニカパートは、先生がピアノに Piano Bar で音色かぶせて高音キーで奏でていた。そして最終的にはみんなでラララ。

Encore

ハケた後に拍手始めてから1〜2分と経たずに再登場。押してたからか。
「また来年もよろしく」の声があまりにもさりげなく、美雨ちゃんから「独り言?」とつっこまれた先生。苦笑いしつつ「まだ音楽生活続けますから」とフォロー。

10. My Revolution
最後のボーカル曲は「原点」のコレで。

* MC.
「声が1週間もちました」と美雨ちゃんを労いつつ、退場する2人を見送る先生。
そして「終わりたくないですけど、ギリギリ(まで)僕が弾きます。今日は本当にありがとう。来年会えるといいですね。会いたいですね」そうやって名残惜しげにしてくれるとこっちもなんだか嬉しいね。

11. Piano Solo : A Day In The Girl’s Life〜DEPARTURES〜WOW WAR TONIGHT〜SWEET 19 BLUES〜Get Wild〜Precious Memories
締めのピアノは、最初と最後の曲だけちょっと長めに取り入れたメドレーで。最初のはこないだの番組でも弾いてて、ロンドンで作って一番思い入れのある曲だと言ってたから、生で聴けて改めて感慨深く。

こうして今年もクリスマスライブ終了。出口の物販で、3月に出るアルバムの予約(会場限定で後日郵送のおまけつき)も勢いで済ませてきた。まさかのクレカ決済可だったんだけど、スマホの画面に署名するのって書きにくくて仕方ないわ。
さて、来年も同形式の催しがあるのかどうか。やるんだったらパーティードレス新調します。美雨ちゃんの黒いワンピ素敵だったな。ああいうのもええな。

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